...そこも亦ふだんよりも小綺麗だつた...
芥川龍之介 「歯車」
...その上きわめて速やかに仕事も綺麗に仕上がると申しますもの...
上村松園 「昔尊く」
...それはその前々夜やつて来た柔和な綺麗な顔をした何所かの若旦那とでも云ふやうな男で...
田中貢太郎 「蛾」
...お庄は磯野の出たあとの部屋を自身綺麗に取り片着けながら...
徳田秋声 「足迹」
...綺麗にも綺麗だが...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...空気は翼の上下に綺麗に分れて後方へ流れてゆく...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...岡本綺堂追悼号より再録)...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...イギリスの田舎はどこも綺麗で公園のようだから...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...「二人共いやにお上品で綺麗だといふ外にはね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お秀さんのやうな綺麗な人が出る幕ぢやねえ」ガラツ八の八五郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの綺麗な娘が」「だから殺せたのだよ」「へエ?」平次の謎のやうな言葉に八五郎はキヨトンとなつて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「綺麗な床を汚(よご)しますよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...痛い事も痛いが綺麗(きれい)な事も綺麗ぢや...
正岡子規 「墨汁一滴」
...立派な大人の男みたいな洋犬を綺麗だと思い...
宮本百合子 「一太と母」
...あんな綺麗な声で呼ばれるおぼえは無い...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...退くことの綺麗さと逃げることをなんとも思っていない点とは孔明の戦法の一性格といえる...
吉川英治 「三国志」
...蝶々なんか実に綺麗な...
蘭郁二郎 「鱗粉」
...其處の蕎麥屋で改めて別杯を酌んで綺麗に三方に別れ去らうではないか...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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