...われわれが心のままをジョン・バンヤンがやったように綴ることができるならば...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...綴ることのできる言葉をもった英文学においてさえ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...文章に書いて見たくなって余は口で綴る...
高浜虚子 「子規居士と余」
...盲人の直話ではないにしても盲人自らが語りつゝあるような口調を以て綴るべきか...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...生れつき文を綴ることの下手な私は...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...悪文を綴ることだ...
豊島与志雄 「憑きもの」
...君枝が随筆風な或は小説風なものを書き綴るようになってから...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...紙を綴ることを知らざれば書抜を書くも用をなさぬわけである...
永井荷風 「十日の菊」
...南方の林業に就いてのノスタルヂイを綴る心算(つもり)であつた...
林芙美子 「浮雲」
...その下心を三行に綴るのが私の仕事...
林芙美子 「新版 放浪記」
...だから幾部分かのこの章の動詞は寧ろ Present Naration に綴るべきが...
牧野信一 「鱗雲」
...さらに大きな花穂を葉間に直立させて黄花を総状花序に綴るの状また大いに観るに足り...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...詳細無比の解説文も綴るこのような仕事を遂行出来る人は恐らくこれなく...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...彼女は絶えてものを書き綴るといふ事がなかつた...
水野仙子 「響」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...私達は工藝の正史を綴るべき任務を帯びているのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...飛行機の煙で空中に文字を綴るなら知らぬ事殺されかけてゐる雪の中でさうした文字を足あとで殘す事はホルムスも知らなかつたであらう...
横瀬夜雨 「春」
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