...敲音(ラップ)を以(もっ)て一字ずつ書き綴るのは煩(わずら)わしきに過ぎ...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...バンヤンのように綴ることができないときには...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...文章に書いて見たくなって余は口で綴る...
高浜虚子 「子規居士と余」
...私は私自身を神妙ないい子にして綴るやう努力した...
太宰治 「思ひ出」
...たわいない甘い物語を書き綴る...
太宰治 「春の盗賊」
...生れつき文を綴ることの下手な私は...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...紺青と紫とに染められた岩の割目を綴る僅の紅葉はもう真紅に色づいてゐるが...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...三十一文字を綴る術(すべ)を教えるわけにも行かなかった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...南方の林業に就いてのノスタルヂイを綴る心算(つもり)であつた...
林芙美子 「浮雲」
...雑文でも綴るより仕方がない...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...不自然なのだ自己の小経験をあのやうな小説体に綴る業が...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...詩を綴る間もなかつたのである...
牧野信一 「浪曼的月評」
...さらに大きな花穂を葉間に直立させて黄花を総状花序に綴るの状また大いに観るに足り...
牧野富太郎 「植物一日一題」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...私達は工藝の正史を綴るべき任務を帯びているのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...それを信じさせるような文章を綴る才はない...
山本周五郎 「さぶ」
...文は自分の頭脳で綴るべきものである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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