...敲音(ラップ)を以(もっ)て一字ずつ書き綴るのは煩(わずら)わしきに過ぎ...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...それで言葉を発音通りに綴る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...此悲しき思出を書綴ることにしたのは其為だ...
石川啄木 「悲しき思出」
...われわれが心のままをジョン・バンヤンがやったように綴ることができるならば...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
......
内村鑑三 「楽しき生涯」
...とても紀元二千七百年まで残るような佳(よ)い記録を書き綴る事は出来ぬ...
太宰治 「十二月八日」
...たわいない甘い物語を書き綴る...
太宰治 「春の盗賊」
...たのしげに書き綴るようになっては...
太宰治 「碧眼托鉢」
...O・A・Tはここに一つの意味を綴る...
谷譲次 「踊る地平線」
...紺青と紫とに染められた岩の割目を綴る僅の紅葉はもう真紅に色づいてゐるが...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...高遠なる理想を主とする著作時として全く架空の事件を綴るものあるが如しといへども...
永井荷風 「一夕」
...水茎のあとうるわしく草紙物語を綴る婦人も珍しいとはしないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...詩を綴る間もなかつたのである...
牧野信一 「浪曼的月評」
...心中存するところ一切余さず書き綴るものなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...人のよろこばない作を綴るのも困り物だが...
室生犀星 「陶古の女人」
...優(まさ)にロビンソン・クルーソー以上の奇談を綴るに足るものがあったのですよ...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...飛行機の煙で空中に文字を綴るなら知らぬ事殺されかけてゐる雪の中でさうした文字を足あとで殘す事はホルムスも知らなかつたであらう...
横瀬夜雨 「春」
...文は自分の頭脳で綴るべきものである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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