...その一部だ――を書き綴り...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...其(そ)も手さぐりにて去年(こぞ)の秋九月本伝第九輯四十五の巻まで綴り果(はた)し」とあるはその消息を洩らしたもので...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...一間に閉じこもって破れて落ちる文殻(ふみがら)を綴り合わせているどころの話ではなく...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...また、綴り方には、滑稽噺(こっけいばなし)ばかり書き、先生から注意されても、しかし、自分は、やめませんでした...
太宰治 「人間失格」
...綴り合わせて行くかを見れば...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...いつかは老(おい)の寝覚(ねざめ)にも忘れがたない思出の夢を辿(たど)って年ごとに書綴りては出す戯作(げさく)のかずかず...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...どこかでローマ字綴りの仮名(かな)をつけたのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...ばら/\に散亂せる白骨を綴り合せむと...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...あとさきの順序もなく書き綴りましたのでございます...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...このいきさつを私は再び一篇の物語に綴り代へて...
牧野信一 「酒盗人」
...彼の幾日間もの漫然たる吐息を強ひて綴り合せて見れば――...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...この小説の綴り手である樽野はペンを擱くと...
牧野信一 「円卓子での話」
...趣味饒(おお)き文章を以て綴り...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...その概略を文に綴りて見む...
森鴎外 「舞姫」
...ひと綴りの書類をみつけた...
山本周五郎 「めおと蝶」
...小学校での綴り方は...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...その文字の綴り方や書き方をみると...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ローマ字綴りのキリシタン書が多数出版されたし...
和辻哲郎 「鎖国」
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