...BABRABBADAと綴りますがね...
芥川龍之介 「不思議な島」
...文字は綴りましても...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...」その時彼は手紙の綴りを思ひ出して...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...私は彼から英語の綴りを教はつた...
徳田秋声 「町の踊り場」
...『矢筈草』の一篇もとこの事を書綴りて愛読者諸君のお慰みにせんと欲せしなり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...説明するところを綴り合わせてみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...その原稿の綴りであつた...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...プリューシキンの認ためた書附は綴りの短かいことが特徴で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...羊の皮で綴り合せた大きな書物に...
牧野信一 「青白き公園」
...彼の幾日間もの漫然たる吐息を強ひて綴り合せて見れば――...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...小學でも中學でも凡ゆる學科のうちで綴り方と作文が何よりも不得意で...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...敵の陣営に血路をひらいた」と先づ手柄を綴り...
牧野信一 「浪曼的月評」
...記憶に刻まれてゐる英語を闇の中で果てもなく綴つては崩し崩しては綴りしてゐた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...うごかない動機とかが一綴りの原稿のまわりにまで溢れていて...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...このラというただ一綴りのあるなしは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...斯(こ)んな物を綴り合せて笑つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...岩蔭の雪の消え殘る間を綴り合はせて...
吉江喬松 「山岳美觀」
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