...同じものが半紙の綴じ目の割り印を捺(お)すべき所にも二つぽたぽたとにじんでいる...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...しかし草紙の綴じ目が切れて紙がバラバラになり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...すなわち平安朝の写本が源平時代あるいは保元(ほうげん)平治(へいじ)のころに右に言ったような「綴じ目の切れた」という状態で次の時代へ伝えられる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...何かの間違いにより(恐らくここでも綴じ目の切れた際の重ね損(そこな)いとして...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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