...厳しき言葉に綴られし誡めの布告もなくて自ら品よき習わしと秩序とは保たれぬ...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...文章を綴っている...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...美濃紙で綴じた私の帳面に...
上村松園 「座右第一品」
...去る四月四日にも野口春蔵宛に長文の手紙を綴り...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...兩岸に人家點綴する處...
大町桂月 「北總の十六島」
...はじめて之を書き綴りたり...
高木敏雄 「比較神話学」
...遺書を綴った...
太宰治 「東京八景」
...ちょうどその間にあの綴方を見て置いてやらなければと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...此の春遊びにいつた三上山が平濶な野洲郡の碧落と緑樹と點綴せる上にくつきりと薄墨色に染まつて見えてゐる...
近松秋江 「湖光島影」
...蟹っていう題で綴方(つづりかた)も書いてくるの」「はーい」「はーい」大さんせいだった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...文章を綴つた人も三谷氏ぢやない...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...水茎のあとうるわしく草紙物語を綴る婦人も珍しいとはしないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ワットマンか何かの引き裂くと絵葉書になる紙を綴ったのを一冊と...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...小町がおちぶれし後の事を綴(つづ)りたるなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...私達は工藝の正史を綴るべき任務を帯びているのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...それを信じさせるような文章を綴る才はない...
山本周五郎 「さぶ」
...大助の離室から和綴の「長崎ハルマ字書」を持って来てやった...
山本周五郎 「新潮記」
...離室(はなれ)からまた店へ――彼女の遁げめぐる痕々(あとあと)へ生命の最後の赤い点滴が綴られた...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
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