...石を描(ゑが)いて一細草(いちさいさう)の点綴(てんてい)を忘れざる功(かう)にあり...
芥川龍之介 「骨董羹」
...それで言葉を発音通りに綴る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...発音字〔仮名〕で綴ってあり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...因(よつ)て其(その)大意(たいい)を三首(さんしゆ)の蜂腰(ほうえう)に綴(つゞ)ること爾(しか)り...
關寛 「養生心得草」
...あとがきこの手記を書き綴った狂人を...
太宰治 「人間失格」
...滋幹の日記が母恋しさの餘りに綴(つゞ)られた文章のような観があるのも道理であって...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...私は拒絶して使者の眼の前で其切りぬきの綴じ込みを引裂いてしもうた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...歌ふべきメロデイだけは既に頭の中に綴られて居ながら...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...最初の一句はともかくも自力(じりき)で綴(つづ)る...
夏目漱石 「草枕」
...若い頃聴いた話を綴(つづ)り合せて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...国府老人の遺言を吹き込んだレコードに頻繁に出て来た言葉「オクズス」というのをローマ字で綴っております...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...江戸の町が青葉で綴(つゞ)られて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心に浮んだ「出來合ひの言葉」で綴ればそれが詩である...
萩原朔太郎 「青猫」
...心中存するところ一切余さず書き綴るものなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...あたかもその各字各綴りが事の本質をなすという御託宣か何かのように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大助の離室から和綴の「長崎ハルマ字書」を持って来てやった...
山本周五郎 「新潮記」
...書き綴った願文であった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...それはフェニキアの音綴文字に駆逐(くちく)せられて死滅してしまった...
和辻哲郎 「孔子」
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