...文字は綴りましても...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...私は今日の電報綴りを意味なく繰っていた...
梅崎春生 「桜島」
...綴り方でも、図画でも、手工でも、読み方でも、受持教員の導きやうに依つては、常に幾分かづゝ疑ひの働きを練つて熟達させることが出来る...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...老後のつれ/″\に在(あ)りし世の事どもをおもい出(い)だして書き綴(つゞ)ったと云う風に見えるが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...いつもその横綴の小さな拾遺の方を持つて行つた...
田山録弥 「大阪で」
...千代乃の飛び飛びの話を綴り合して...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...または靴の皮を綴じつくろうた處などを眺めて...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...「何?」兵部の娘が落ちつきはらって、わきめもふらずに絵を見ているものですから、茂太郎が傍へ寄って来てのぞきこむと、「ずいぶん、いろんな絵があるから、すっかり、見てしまおうと思って」なるほど、一枚描きの絵や、仮綴じの画帖や、絵巻や、まくりものが、あたり一面に散らかしてあって、室の一隅の草刈籠(くさかりかご)は、大塔宮(だいとうのみや)がただいまこの中から御脱出になったままのように、書き物が溢(あふ)れ出している...
中里介山 「大菩薩峠」
...美くしい空の下に累々(るいるい)と点綴(てんてつ)していた...
夏目漱石 「明暗」
...長い睫毛(まつげ)が涙を綴(つゞ)るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ふさふさとした八重の花びらを点綴(てんてつ)している...
火野葦平 「花と龍」
...プリューシキンの認ためた書附は綴りの短かいことが特徴で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...レター・ペーパーの隅っこに穴をあけてそれを綴(つづ)りこんだ...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...綴方食堂へ行って...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...綴方食堂へ行って蒟蒻の煮たのなど食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...文章に書いて見たくなって余は口で綴(つづ)る...
正岡子規 「九月十四日の朝」
...身には木の葉などを綴(つづ)り合わせた珍しい衣服を纏(まと)うていた...
柳田国男 「山の人生」
...飛行機の煙で空中に文字を綴るなら知らぬ事殺されかけてゐる雪の中でさうした文字を足あとで殘す事はホルムスも知らなかつたであらう...
横瀬夜雨 「春」
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