...とても紀元二千七百年まで残るような佳(よ)い記録を書き綴る事は出来ぬ...
太宰治 「十二月八日」
...私の小説を書き綴ってみたい...
太宰治 「新釈諸国噺」
...平正穏当の間に補綴(ほてつ)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...座右に在りし狂歌集表帋の綴糸切れたるをつくらふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...和蘭綴字書(一八〇五年アムステルダム版)...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...綴織(つづれおり)か繻珍(しゅちん)か...
夏目漱石 「虞美人草」
...彼の父は洋筆(ペン)や万年筆でだらしなく綴(つづ)られた言文一致の手紙などを...
夏目漱石 「明暗」
...同じく東北風の貧寒たる人事風物が点綴するのである...
服部之総 「望郷」
...ぬきさしのならない商用英語で綴った契約書など...
久生十蘭 「あなたも私も」
...綴(と)じたり刳(えぐ)ったり接(は)ぎ合わせたり編んだりした木工品が堆(うずたか)く積みあげてある...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...なお『日本数学史概要』はなるべく急いで書き綴り岩波書店から出版することにして居る...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...字母で文句を綴る西洋で代数記号がその代表する数量の名称そのままのものを使用することができないので記号の使用を考案することが至難であったのと同日の談ではない...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...ここが金の綴目...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...事実をそのまま書き綴(つづ)ったらしく...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...新薬のビラの綴(と)じ込みや...
夢野久作 「復讐」
...近くの綴喜(つづき)郡松井村の郷士に...
吉川英治 「私本太平記」
...文は自分の頭脳で綴るべきものである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...諷吟の間を點綴するやうにしてある...
和田萬吉 「父兄の方々に」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??