...綱のくくり目から...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...一五 御酒を盛つた御綱栢...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...院におかれては内蔵頭忠綱さまを御使として鎌倉へ御差遣に相成り...
太宰治 「右大臣実朝」
...義観が、その前に佇むと、綱手は、その土を見た...
直木三十五 「南国太平記」
...黒々と聳えている叡山を見て(綱手を...
直木三十五 「南国太平記」
...その鈎を長い綱で馬車にくゝり...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...嬶の羚羊はお嬢さまが手綱(たづな)をつけて『大平場(グラン・プラトオ)』の下まで引っぱって来るんでございまス...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...赤土の径を手綱を引いて先に立ちながら...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...当時日本の大山綱輔公使夫人久子さんから日本の音楽を聴かして貰ったり...
三浦環 「お蝶夫人」
...『本草綱目』一三に茅芽を俗に茅針というと出るもこれに因るのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...手から手綱を放しては...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...どうお座ろうか」「さ……」範綱は...
吉川英治 「親鸞」
...鎌倉殿の世となって、世は定まったようにうわべは見ゆるが、民治はすこしも行きわたらず、依然として、悪者は跳梁(ちょうりょう)し、善民は虐(しいた)げられている」眉をひそめて嘆かわしげにいったが、とたんに、覚明は、手綱を、牛の背へ抛(ほう)って、「救うてとらせましょう」すぐ走って行った...
吉川英治 「親鸞」
...兄の盛綱(もりつな)よりも武者としては勇武があった...
吉川英治 「親鸞」
...――近くは兄の盛綱は何の科(とが)があってか...
吉川英治 「親鸞」
...もう、お綱は、たえられなくなった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...足首にからんだ綱を抜き打ちに切ってはねた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...綱封蔵のいろいろな作品を見て回った...
和辻哲郎 「四十年前のエキスカージョン」
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