...お綱さんの聲が聽えた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...しかしゆっくり綱をおろしてくれよ...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...院におかれては内蔵頭忠綱さまを御使として鎌倉へ御差遣に相成り...
太宰治 「右大臣実朝」
...第一政綱は「文教を刷新すること」である...
戸坂潤 「社会時評」
...綱手、そいつにめげてはならぬ」益満は、脚絆を畳んでいる綱手を見ながら、茶を飲んで「国乱れて、忠臣現れ、家貧しゅうして孝子出づ...
直木三十五 「南国太平記」
...「はて――」「某の妹を御存じか」「綱手殿か」「左様――もし...
直木三十五 「南国太平記」
...「綱手、許してくれえ」微かに、むせんで、そういったまま、肩に波を打たせて、顔を埋めていた...
直木三十五 「南国太平記」
...先(ま)ず父と兄が綱曳(つなっぴき)で車を急がして何所(どこ)へ行ったのだとか...
夏目漱石 「それから」
...豫(かね)て盜んで置いた六助の匕首を綱の結び目に挾んだとしか思へませんよ」「そんな事をしたら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...運の綱を握るようにしむけてくれるからである...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...檣兵として、彼は、下なる雜沓、甲板に群れてゐる兵士等から離れて、帆綱の中へ、鳥のやうに棲(とま)つて日を送つてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...そして泰綱のむすめを妻に娶(もら)った...
吉川英治 「私本太平記」
...「お綱ッ、情(じょう)の強(こわ)いのも程にしろよ」「わたしには、弦之丞様という、心に誓った人があるというのに、まだそんなくどいことを」「おう、恋仇があるときけば、なおさら俺の根性として、てめえを弦之丞のものにさせねえのだ」「ええ、誰が、お前なんぞに! ……」腕に腕を絡(から)んでもぎ離そうとしたけれど、孫兵衛の膝はビクともせずに折り敷いて、なおかつ、女の足掻(あが)き悶(もだ)える態(さま)を心の奥で陶酔(とうすい)している...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お綱はもがかずにはいられなかった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...智慧伊豆信綱(ちえいずのぶつな)の血をひいている人だけに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...鮮血を踏んで立ったお綱と弦之丞の姿を指さしながらひしめいて迫る...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ここの配所に仕えている佐々木定綱の弟の経高を...
吉川英治 「源頼朝」
...ピエエルに綱を渡し...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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