...道綱は遠くから走つて來て...
田山花袋 「道綱の母」
...何んなにでも好くして呉れますねえ!』傍からかをるが道綱に向つて言ふやうにして言つた...
田山花袋 「道綱の母」
...信州蕎麦のほんとに美味しいのはこの戸隠飯綱の原を中心とするあたりで...
津村信夫 「月夜のあとさき」
... 115燦然として耀ける手綱を取りてネストール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...今日抑々民衆の手頼りの綱でさえあるのだ...
戸坂潤 「挙国一致体制と国民生活」
...申したくなるものじゃ」綱手は...
直木三十五 「南国太平記」
...前に手綱(たづな)を曳いていた馬子が...
中里介山 「大菩薩峠」
...この綱へつかまって静かに...
中里介山 「大菩薩峠」
...――それにあの板を持つて青桐に這ひ上がり綱を傳はつて此處へ降りるのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夢中で綱をよぢ登りはじめてゐた...
牧野信一 「鬼の門」
...いろんな万能薬のパンテオンの墓場にもっともらしくこの二人を改葬したルンペン・プロレタリアートの一群があるマルキシズム――ロマンチシズム――クラシシズム――適度のエロ・グロイズム書斎の上で剣をふりまわす英雄どもの生活綱領古いせりふをひねくりまわし...
槇村浩 「長詩」
...成田小三郎富士名ノ二郎義綱名和悪四郎泰長など...
吉川英治 「私本太平記」
...――が、もうよかろう、綱を投げてやれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...そう初めから決している範綱であった...
吉川英治 「親鸞」
...ここから見下ろせる竹むらの辺り、どことも知れず尺八の音が響いてくる――月夜の晩にひいた風邪、お綱は、それに聞きとれているらしい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お綱も遠見(とおみ)に気がついて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...三位卿!」「なんじゃ」「お綱の方は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お綱はあれまでにほれていた女...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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