...栲綱(たくづぬ)の白腕(しろたたむき)になれを卷く...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...彼らは大事の綱だけは...
海野十三 「火星兵団」
...「引き綱を放て...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...綱手が「南玉さん?」と...
直木三十五 「南国太平記」
...忝のう存じまする」綱手は...
直木三十五 「南国太平記」
...于時延宝七年季冬朔日 伊達十九代左少将藤原朝臣綱村(花押)とあるに依り...
穂積陳重 「法窓夜話」
...そこいらに梯子(はしご)もなければ綱もありません...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...そのはりがねの綱は大きく水に垂れ舟はいま六七人の村人を乗せてやっと向ふへ着く処(ところ)でした...
宮沢賢治 「革トランク」
...鉄の方は鎖から放してゴリは綱で引いてゆくのだが...
室生犀星 「鉄の死」
...和島は巧みに手綱を捌(さば)いて乗り鎮めたが...
山本周五郎 「菊千代抄」
...綱宗はすぐに品川の下屋敷へ移った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――綱吉が死んだ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...時綱の郎党三人は「やや...
吉川英治 「私本太平記」
...お綱の頭は今のところ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お綱にこの恋を遂(と)げさせてやりたい――とそのたびごとに考えている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...だが、お綱は、ここでは決して泣き顔を見せまいとして、暴風のような激情と闘っていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...高綱のすがたも馬上に見えた...
吉川英治 「源頼朝」
...その婆を乗せた牝牛(めうし)の手綱を持って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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