...腰の周(まわ)りについていた綱を...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...私の運命の綱を彼女が握っていて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...綱(たくづの)の一七白き腕(ただむき)沫雪の一八わかやる胸をそ叩(だた)き 叩きまながり眞玉手 玉手差し纏(ま)き股(もも)長に寢(い)は宿(な)さむを...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...まるで芝居でいたします渡辺の綱のところへ腕を取り戻しにまいりますあの髪を振り乱した羅生門の鬼女そっくりの凄まじい顔に見えまして...
橘外男 「蒲団」
...其手綱きびしく結び...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...貢君(みつぎくん)が口綱(くちづな)をとって行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼らの言葉で綱と言われる長い鎖を伸ばした...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...手をかけた時――)綱手は...
直木三十五 「南国太平記」
...いそいで道綱が出仕の支度をしている間...
堀辰雄 「ほととぎす」
...あるいは手綱をひかえ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...綱宗さま御家督のときから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その祖も同じ近江源氏の定綱から六世の孫でもあると聞かされて...
吉川英治 「私本太平記」
...高綱も手をさし出す...
吉川英治 「親鸞」
...ここに凍(こご)えさせておいてはと――お綱は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お綱に大変を告げてきた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...法月というのかお綱という女か...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...綱条(つなえだ)の重臣...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...定綱もあきらめて...
吉川英治 「源頼朝」
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