...維持費の三萬圓を年に一萬宛注込んで...
石川啄木 「札幌」
...この際に当たりて民心を結合し独立を維持せんと欲せば...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...ジュート麻みたいな黄色い植物繊維らしい...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...その尻(し)っ尾(ぽ)はそれを着ていた牡牛がスパニッシュ・メーン〔南米の東北海岸地方〕の大草原を走りまわっていたときにもっていたよじれと押っ立った角度とを今なお維持している――それはすべて頑迷さの象徴であり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...維盛卿の御寢間(おんねま)に向ひ岸破(がば)と打伏しぬ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...お維新前の空気はすつかり亡くなつて了ふんだ...
田山録弥 「ある日」
...とに角自然科学自身はその唯一性と単一性との理想を保維出来た...
戸坂潤 「科学論」
...冷静を維持する法をよく知っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そのささくれた繊維の端で欲しい雪の結晶を吊(つる)して綺麗な硝子板の上へ持って来ることになったのであるが...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...しかもこの不自然なる姿勢を維持しつつ両人とも不平も云わずおとなしく熟睡している...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そして出生数は減少しながら人口はその適当な水準に維持されるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし労働の維持のための真実基金はほとんど停止的であり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...此(これ)を維持して行くのが...
森鴎外 「かのように」
...引續きて維廉(ヰルヘルム)一世と佛得力(フレデリツク)三世との崩(ほうそ)ありて...
森鴎外 「舞姫」
...江戸武士のそれを更に幕末維新の呼吸に革新したやうに...
吉川英治 「折々の記」
...姜維を得たのは、鳳凰(ほうおう)を得たようなものだ...
吉川英治 「三国志」
...仔細に備えて国の破れを招かぬように努めよ」姜維(きょうい)が涙にのみ暮れていると...
吉川英治 「三国志」
...維盛(これもり)...
吉川英治 「源頼朝」
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