...變幻多樣を極めて人格の不易に綜合し難いことを知るからである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...この三を綜合すると...
石川啄木 「葬列」
...しかしサンホセ盆地の錯綜する道路網を...
梅崎春生 「日の果て」
...相錯綜して落つ...
大町桂月 「冬の榛名山」
...『私(わたくし)は貴方(あなた)が總(すべ)てを綜合(そうがふ)する傾向(けいかう)を有(も)つてゐるのを...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...『私(わたくし)は貴方(あなた)が総(すべ)てを綜合(そうごう)する傾向(けいこう)をもっているのを...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...あらゆる問題が堆積錯綜して...
豊島与志雄 「波多野邸」
...アメリカの綜合開発の成功は...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...この頃流行の綜合開発というのは...
中谷宇吉郎 「大雪山二題」
...私の見るところによると職業の分化錯綜(さくそう)から我々の受ける影響は種々ありましょうが...
夏目漱石 「道楽と職業」
...彼(かれ)は色々(いろ/\)な事情(じじやう)を綜合(そうがふ)して考(かんが)へた上(うへ)...
夏目漱石 「門」
...その綜合統一によって成立するのである...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...道々お谷の問わず語りから綜合されるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...悲哀とが錯綜していた...
松本泰 「日蔭の街」
...直觀の多樣を綜合的統一において思惟する悟性の諸形式をカントは純粹悟性概念(reine Verstandesbegriffe)或ひは範疇(Kategorien)と呼んでゐる...
三木清 「認識論」
...」しかしながらこのとき、主客の綜合、もしくは統一(Einheit)というのは、両者の同一(Identitt)と直接には等しくないのである...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...綜合そのものは構想力の作用であり...
三木清 「論理と直觀」
...その分析的統一は綜合的統一を前提すると考へた...
三木清 「論理と直觀」
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