...或る程度に分業が達すれば自然にその分化は停止して却て綜合的にまたは兼業的に向ふであらうか...
石川三四郎 「社会的分業論」
...新しい綜合的な推理に踏み出しました...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...これは幅びろな装束類や着附のおのづから構成する彫刻的な綜合性である...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...あらゆる問題が堆積錯綜して...
豊島与志雄 「波多野邸」
...倭姫命世記等の所傳を綜合して...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...如上の事情によって綜合してみますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...綜合開発は出来ないのである...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...一つの立派な綜合芸術でした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...二お勢と八五郎の話を綜合(そうがふ)すると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...狭山の話を綜合すると...
久生十蘭 「海豹島」
...かういふ綜合的な傾向を最もよく代表するものの一つは...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...主客の綜合である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...彼の哲學が從來の哲學の歴史的發展に於ける凡ての矛盾の綜合として結果したとしても...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...それらのものをひとは綜合しないか若くはひとは知りながら利用しないかであるばかりである**...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...しかるに表象ではなくて表象の純粹綜合を概念へもたらすことを教へるものは先驗論理である」(Kr. d. r. V. B 104)...
三木清 「論理と直觀」
...種々錯綜した緑の線...
宮本百合子 「九州の東海岸」
...謙遜な心を十分に認めて欲しさも錯綜して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その話を綜合するとかようである...
夢野久作 「暗黒公使」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??