...僕はその時話の次手(ついで)にもう続続(ぞくぞく)罹災民(りさいみん)は東京を去つてゐると云ふ話をした...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...付近の者も続続と避難して来た...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...他の書肆からも続続注文が来たので...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...まだ幾多の土産物が続続とくり拡げられてくることだろう...
横光利一 「夜の靴」
...手ぐるように共通の知人が三人の間から続続と現れた...
横光利一 「旅愁」
...散っていた外人が行きつけのカフェーへ食事に続続戻って来た...
横光利一 「旅愁」
...続続とつづいて通るあわただしい夜のカルチェ・ラタンである...
横光利一 「旅愁」
...檻のようなパリの中へ続続くり込んで来ていた...
横光利一 「旅愁」
...数艘の小船(サンパン)に分乗して昨夜(ゆうべ)出掛けた下級船員の大部分が日本娼婦に見送られ乍(なが)ら続続(ぞくぞく)帰つて来る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...盛装した貴婦人の群(むれ)が続続(ぞくぞく)と自動車や馬車に乗る所であつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...仮縫を身に合せ旁(かた/″\)巴里(パリイ)見物に続続(ぞくぞく)遣つて来ると云ふ段取(だんどり)である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...夜が更けるに従つて沢山(たくさん)の人が続続(ぞくぞく)歌つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...河岸(かし)へ出るともう煙花(はなび)の見物人が続続(ぞく/\)と立て込んで居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...この日より続続(ぞくぞく)行はれ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...清朝の末期以来漢人が続続と移住し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...見物の邦人男女が皆晴装して続続と入園する...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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