...園はまた言わないでもいいことを言い続けているような気尤(とが)めがした...
有島武郎 「星座」
...すでに一昨年と昨年と続けて二回も入選していた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...衛侯の夫人となってからもなお宋朝を衛に呼び大夫に任じてこれと醜(しゅう)関係を続けている...
中島敦 「弟子」
...何事もないかのように喋り続けておるんやから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...どうぞ続けて」ビートリスがとても驚いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...もうこの時分は、ルウスはすっかり逆上していたらしく、警察へ連行された後も、其処を警察とは知らずに、「どうぞ警察へだけは、出さないで下さい!」と、泣き続けていた...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...ジャズ・バンドはまだ奏楽を続けている...
牧逸馬 「運命のSOS」
...徹夜を続けて、何十枚か書き溜めた原稿「その後の母と彼」を、破いて、蒼い顔をして階下に降りて来たのだ...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...私の様子には気附かないやうに言葉を続けてゐた...
牧野信一 「鱗雲」
...窮屈な思ひばかり続けてゐたせゐか...
牧野信一 「南風譜」
...彼は続けて曰く、もし土地の改良が、何らかの商業における等額の資本から得られ得る以上の資本(訳註――おそらく利潤の誤りであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...こんなミジメな仕事を続けて行って...
三好十郎 「好日」
...これを長く続けているのも見苦しく思われて茂った木の下の苔(こけ)の上を座にしてしばらく休んでいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんな事を思い続けているうちに...
森鴎外 「雁」
...(b)やがてこの病気にかかりはしないかと(わたしの精神は続けていう)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「おら骨を折ったとは知らなかっただ」と増さんは続けていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...卑弥呼の顔を見続けていた彼の弟の片眼の反絵(はんえ)は...
横光利一 「日輪」
...宗厳は、ことばを続けて、「つい、他事(よそごと)のみ申し上げたが、そうした自分の衷心(ちゅうしん)です...
吉川英治 「剣の四君子」
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