...純次はまだ懸命に兄の背中をさすり続けていた...
有島武郎 「星座」
...小鳥は臆面もなくまだとんぼがえりを続けている...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...わしはそれがためにいつも苦労ばかしし続けてゐるのだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...非常な苦学をして勉強を続けていたらしいのですが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...残念ながら日記は再びここで中絶して続けて七...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...今日も猶ほ其運命を続けて居ります...
土井晩翠 「漱石さんのロンドンにおけるエピソード」
...私は始終酒を飲み続けていたので...
外村繁 「日を愛しむ」
...どうにか自分の道を歩み続けてきたのは...
豊島与志雄 「父母に対する私情」
...R夫人は続けて言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一昼夜のあいだ威力を続けているという例は少のうございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...三人してそれからそれへと纏(まと)まらない話を続けて行くうちに...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...また山の音響が二つ三つ続けて鳴り渡つた...
牧野信一 「環魚洞風景」
...あらゆる方法を講じてサイパンの樽を持ち続けて来たのであるが……」するとあちこちから溜息と咽び泣きの声が起つて...
牧野信一 「酒盗人」
...よいことの拾い出せない過去から思えば将来も同じ薄命道を続けて歩んで行くだけであろうと自身がうとましくさえなった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...心ならずも醜い生活を続けている...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...続けてくれ」「済みませんが邪魔をしないで下さいな」とおはなは云った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...彼は永久にその口を持ち続けていたかった...
横光利一 「花園の思想」
...ここで続けて来た...
吉川英治 「随筆 新平家」
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