...東西南北より、池の心(しん)さして出でたる竿は、幾百といふ数を知らず、継竿、丸竿、蜻蛉(とんぼ)釣りの竿其のまゝ、凧(たこ)の糸付けしも少からず見えし...
石井研堂 「東京市騒擾中の釣」
...継竿になった長い黐竿(もちざお)を携え...
永井荷風 「巷の声」
...右手に持って居た三尺あまりの継竿(つぎざお)の先を出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから継竿(つぎざお)の一番先の細いのを用意して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...れいの凝性(こりしょう)で本式に腰蓑一つになって丈一の継竿(つぎざお)をうち振りうち振り...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……継竿なら袋にでもおさめようが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...刷毛(はけ)のついた継竿(つぎざお)などを用意して...
柳田国男 「母の手毬歌」
...継竿(つぎざお)に引っ掛を付けて...
吉川英治 「魚紋」
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