...対象も方法もそれ自身の力によって運動するのではない――両者は絶対者や一者やの概念ではあり得なかった...
戸坂潤 「科学方法論」
...絶対者は博士の願望の対象なのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...後に到ってはもはや現実自身のもつ規定ではなくて絶対者たる現実に関する体系的叙述のみが有つ規定にまで限定されたことは注目に値する...
戸坂潤 「辞典」
...恰もシェリングの絶対者のように...
戸坂潤 「辞典」
...空間の表象内容はこのような絶対者である...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...」十一 絶対者の動揺彼らは先方に着くまで一言も口をきかなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さらに絶対者である法王...
中井正一 「美学入門」
...それが死と云ふ絶対者の前にどれ丈けの根本的差別をなすものであらう...
長與善郎 「青銅の基督」
...我々はその方向において絶対者に...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...いわゆる絶対者を認めない...
三木清 「哲学入門」
...情に於て法を左右する寸毫の意志もゆるされない絶対者だ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そうしてこの絶対者に指導せられる克己...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...しかし絶対者である仏の慈悲を感ずること...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...かくして絶対者は常に特殊の形に現わされる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...絶対者なる弥陀は人を救おうとするのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...人は絶対者に呼びかけることによって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...親鸞にとっては慈悲は絶対者の姿である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...絶対者との合一を目ざす宗教にとって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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