...それ相応に気苦労の絶えることがない...
石川啄木 「鳥影」
...人通りがちよツとでも絶えると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...先年視察してもらった頃にくらべると格段の相違で、死絶えるか、他郷へさまよいでて乞食になるかして、廃戸になっている家が何十戸という数です...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...息も絶えるほど叫んだが...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...勢のいゝその音は絶える間もなく...
千家元麿 「自分は見た」
...お歌会など絶える事もなく行はれて居りましたが...
太宰治 「右大臣実朝」
...鳥の捕獲が盛んになればますます羽毛が安くなり使用高が次第に増して結局は鳥の種類が絶えるようになるだろうと云っている...
寺田寅彦 「話の種」
...こゝ少くも百年ぐらゐは脈の絶えるやうなことはない...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...」消息が絶えると...
徳田秋声 「爛」
...生命(いのち)は瞬間に絶えると言った」何んと言う...
野村胡堂 「死の予告」
...息の絶えるのを見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...全村ことごとく死に絶えるという例しもよくあることだから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ワーツといふ歓声が絶えると...
牧野信一 「沼辺より」
...内に流れた親子の血が人為的のことで絶えるものでないから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...男子がいなければ藩との関係は絶える...
山本周五郎 「契りきぬ」
...絶えることなく続いた...
吉川英治 「上杉謙信」
...兵糧運送の途(みち)はここに絶えるでな」「隴西(ろうせい)の諸郡も...
吉川英治 「三国志」
...きょう限り絶えるのじゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
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