...人通りがちよツとでも絶えると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...やがて絶えるのだらう...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...われわれ人間はもちろん地球上の生物はまもなく死に絶えるだろう...
海野十三 「三十年後の東京」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...」ちょっと声を途絶える...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...そして、それは、同時に(一家が、死絶えるのなら、せめて、姉さまを、母上を、手にかけた、その牧の息子を――百城月丸を殺して――)深雪は、狂人のように興奮してきた...
直木三十五 「南国太平記」
...その響の途絶える折々...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...例の子供の泣く声が糸を引いたようにして絶えることしばし...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがてそれも絶えると...
中原中也 「亡弟」
...生命(いのち)は瞬間に絶えると言った」何んと言う...
野村胡堂 「死の予告」
...銀座の死刑台の事並に政府震撼するの事四時喧鬧の絶えることない繁劇なる大都会も...
久生十蘭 「魔都」
...マルコ・ポロまたいわく、マーバールでは肉と煮米(にこめ)を炊(かし)いで食すから、馬が皆絶える、またいかな好(よ)い馬を将(も)ち来るも産まるる子は詰まらぬものばかり、さてこの地本来馬を産せず、アラビヤ辺の商人、毎年数千の馬をこの国へ輸入し法外に贏(もう)ける、しかるに一年経(た)つ間に、多くは死んで百疋も残らず、これこの国人馬を養う方を知らず、外商これを奇貨とし、馬医この国に入るを禁ずるによると...
南方熊楠 「十二支考」
...間の途絶えるであろうことを今からお言いになるのは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...言葉は絶えるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...人間の口から絶えることはあるまい...
柳宗悦 「民藝四十年」
...すなわち家としては是で絶えるのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...雷鳴(かみなり)の多い季節まで絶えることはなく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...戦争の絶える時がない...
和辻哲郎 「鎖国」
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