...ラマサバクタニ」と云ふ必死の声を挙げた後も(たとひそれは彼の愛する讃美歌の一節だつたにもせよ)彼の息の絶える前には何かおほ声を発してゐた...
芥川龍之介 「続西方の人」
...国が敗れることは同時に自分も自分の家族も死に絶えることだとかたく思いこんでいた...
伊丹万作 「戦争責任者の問題」
...起きてみつ寝てみつ胸中に恋慕の情絶える事無し...
太宰治 「花吹雪」
...息の絶えるのを見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...息の絶えるのを見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...雨では途が絶えると云ふことであつた...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...そのうちに話がちょっと途絶えると...
堀辰雄 「菜穂子」
...止絶える合間が時折二三十秒位保たれた...
牧野信一 「眠い一日」
...一口二口で話が絶えると足音は南の家に這入つた...
正岡子規 「夏の夜の音」
...あんなに美事な言葉も絶えるものを我々の母や姉や妹や世界の女と名のつく人びとが...
室生犀星 「帆の世界」
...家はそのまま絶えることになったが...
山本周五郎 「菊屋敷」
...男子がいなければ藩との関係は絶える...
山本周五郎 「契りきぬ」
...そうして相手の呼吸が全く絶えると同時に...
夢野久作 「復讐」
...此の「オーイ」「オーイ」の應答が杜絶えると...
吉江喬松 「山岳美觀」
...しかるにもしその帝統がここで絶えるようなことにでもなったら...
吉川英治 「新・水滸伝」
...水の明暗と、浅もみじ、濃もみじ、木洩れ陽の映光など、ことばに絶える...
吉川英治 「随筆 新平家」
...おまえが斃(たお)れたらもうこの道場までが亡ぶ、家名が絶える...
吉川英治 「宮本武蔵」
...すべてを沼津から取つてゐる御馳走も杜絶えるといふ始末で...
若山牧水 「樹木とその葉」
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