...絵かきとしての自分を殺すか...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...絵かきの私など、その七福神の一つ一つの表情にまで感心したものである...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...一ぺん絵かきのアトリエい行て絵エ画(か)くとこ見て御覧...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...思想的にあまりさしさわりはないような文献学者や絵かきの類をよせ集める他はなかった...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...「野州足利(あしかが)の田山白雲という絵かきが拙者です...
中里介山 「大菩薩峠」
...このお絵かきさまは...
中里介山 「大菩薩峠」
...このお絵かき様をお送り申しな」こうして...
中里介山 「大菩薩峠」
...道に絵かきに逢う時は絵かきになりすましている...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんな堕落した絵かきだって...
中里介山 「大菩薩峠」
...じっさいのところ選り好みしようにもほかにどんな金儲けの能力も持ってなかったからなんだ……おれはこれでも絵かきだったんだぜ...
久生十蘭 「黒い手帳」
...絵かきが目的なしに線をひいたりするたぐいの...
平林初之輔 「四月号の創作三つ」
...時国の話によると主人は絵かきだということで...
平林初之輔 「夏の夜の冒険」
...普通の絵かきならば...
正岡子規 「病牀六尺」
...(一月三十一日)『大鏡(おおかがみ)』に花山(かざん)天皇の絵かき給ふ事を記してさは走り車の輪には薄墨にぬらせ給ひて大(おおき)さのほどやなどしるしには墨をにほはせ給へりし...
正岡子規 「墨汁一滴」
...何で悪い! お身は絵かきにも似合わぬ木強漢だの」と...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...六月二十八日 (消印)〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(土畑鉱山倶楽部の写真絵はがき)〕このエハガキは光子さんという絵かきさんがもう六年ばかり前くれたものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...脂肪肥りのヘボ絵かきぐらいにしか見えなくなった...
夢野久作 「ココナットの実」
...すると翁は「絵かきに成りたいなら成る道へ早う進まんじゃいかんね...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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