...絵かきになるためには充分すぎるほどなのだが...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...それでもわたしは絵かきです...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...将来絵かきにするつもりではなかったのでしょうけれど...
上村松園 「あのころ」
...前の絵かきとモデル女もそう云うつもりで此処(ここ)に暮らしていたのでしょうが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...われわれに取つては絵かきの絹や絵の具に相当する商売のもとでゞあるから...
谷崎潤一郎 「文房具漫談」
...昔の絵かきは自然や人間の天然の姿を洞察(どうさつ)することにおいて常人の水準以上に卓越することを理想としていたらしく見える...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...絵かきは酒飲みで怠け者で貧乏するから...
永井隆 「この子を残して」
...「この絵かきは話せる!」という心持にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...田舎まわりの乞食絵かきのようなザマはしているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...絵かきの方は、昔から相場附けがほぼきまっているから、これはわりあいに手なずけ易(やす)いが、文書(ぶんか)きの方はトカク店が新しいだけに、品(しな)がややこしくていけねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...もみあげのながい赤いワイシャツをきた絵かきふうの...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...ついさいきん」「それまでどこにいた」「ある絵かきさんのモデルをしてたんだけど...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...じっさいのところ選り好みしようにもほかにどんな金儲けの能力も持ってなかったからなんだ……おれはこれでも絵かきだったんだぜ...
久生十蘭 「黒い手帳」
...普通の絵かきならば...
正岡子規 「病牀六尺」
...何でそのようにうれしいのじゃ!」「どうも絵かきにも似合わぬ堅苦しいのが...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...絵かき仲間の四五人が拙者の旅出の祖道の宴を開いてくれたと思わっしゃれ...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...絵かき自身をびっくりさせることがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すると翁は「絵かきに成りたいなら成る道へ早う進まんじゃいかんね...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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