...明眸絳脣(めいぼうかうしん)...
芥川龍之介 「骨董羹」
...絳紗(かうしや)の帷(とばり)を垂れた窓があつて...
芥川龍之介 「南京の基督」
...(十四) 我が四畳半(五)我が絳泥(あかどろ)色の帽子も亦...
石川啄木 「閑天地」
...今何故に斯くも黯然(あんぜん)たる絳泥(あかどろ)色に変色したりや...
石川啄木 「閑天地」
...かの女は絳絹(もみ)の切れを出して自分で自分の両眼のやにを拭いた...
岩野泡鳴 「耽溺」
...劉晨阮璧入二天台一採レ薬、不レ得レ返経二十三日一飢遥望二山上有二桃樹一、(中略)二数枝一飢止体充欲二下レ山以レ杯取一レ水見二蕪青葉流下一、甚蘇妍、復有二一杯流下一、有二胡麻飯一、焉、乃相謂曰、此近レ人矣、遂渡レ江出二一大渓一、渓邊有二二女子一、色甚美、見二二人持一レ盃笑曰、劉阮二郎、捉二向杯一、求、劉阮驚、二女遂忻然如二旧識一、曰来何晩耶、因邀還レ家、西壁東壁、各有二絳羅帳一、帳角懸レ鈴、上有二金銀一交錯、各有二数侍婢一、使レ令、其饌有二胡麻飯一、山羊脯牛肉、其美、食畢行レ酒俄有二群女一、持二桃子一笑曰、賀二汝婿来一、酒酣作レ楽夜後各就二一帳一宿、婉態殊絶、至二十日一求レ還、苦留半年、気候草木、常是春時、百鳥啼鳴、更懐レ故郷、帰思甚苦、女遂相送示二帰路一郷邑零落、已十世矣、浦島の玉匣箱は、長生不老の呪力を籠めたるものにして、こは呪力信仰の説話に見えたる一例として、観察す可き者なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...上獻生口・倭錦・絳青・緜衣・帛布・丹・木※・短弓矢...
陳壽 「魏志倭人傳」
...謝在杭・徐※・毛晉(汲古閣)・錢謙益(絳雲樓)などは互に珍書の收藏を誇つた...
内藤湖南 「支那目録學」
...錢謙益の絳雲樓は一度火に遭つて本を燒いたが...
内藤湖南 「支那目録學」
...今以二絳地交龍錦五匹、(注略)絳地粟十張、※絳五十匹、紺青五十匹一、答二汝所レ獻貢直一...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...平野の打続く衛の風景とは凡(およ)そ事(こと)変(かわ)った・山勝ちの絳(こう)の都に...
中島敦 「盈虚」
...床の間には果亭の淺絳山水の幅が懸かつてあるので...
野上豐一郎 「北信早春譜」
...逢蓬峯は「ほう」にして降絳は「こう」なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...ここにおいてか獣すなわち啖うその中地(ところ)土および諸草木微(すこ)しく絳色(こうしょく)を帯び血染のごとし...
南方熊楠 「十二支考」
...謹厚の人もまた絳衣(こうい)大冠すと驚かれたる劉郎(りゅうろう)の大胆...
宮崎湖処子 「空屋」
...書堂新下絳紗帷」と云ふより推せば...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...絳帽素羅短短裳...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...絳(あか)き戦衣に...
吉川英治 「三国志」
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