...その議論を統一する哲学的背景がまったく欠けてるんだ...
有島武郎 「星座」
...農村の小作業場では部品加工を分擔しこれを適當地域において國營もしくは組合經營の親工場が綜合統一する...
石原莞爾 「新日本の進路」
...国家が成立すればその国家を統一する所の機関がなければならぬ...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...特にさまざまのことがらにおいてそれを統一する精神を見出す哲学者的な資質が要求せられる...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...之を要するに吾々の実在認識の最高課題は事実を統一する合法則的な順序を見出すことである...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...空間と時間とを統一する概念としての運動の弁証法を結果しなくてはならない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...大きく大局から統一する必要から出て来たのだから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...カントは直観的表象に統一するとも云っている...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...聖人は空想と事実とをよく統一する...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかもこれを統一するとこのあるものに落ちてしまう...
夏目漱石 「創作家の態度」
...その一つの数字に再統一するはずであり...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...知識の先験的形式はそれによって直観に与えられた内容を統一する主観の形式である故に...
三木清 「哲学入門」
...人心を統一する上に於いて...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...最初からこれをある中心に統一することが困難なる形勢にあったのである...
柳田国男 「雪国の春」
...そういう社会には権力で統一する余地も必要もないからである...
矢部貞治 「政治学入門」
...いったいなにが知りたいのか」「攘夷の説が国論民心を統一する為の便法だという...
山本周五郎 「新潮記」
...それらを融合統一する伝来の無の精神とは何ら分つべき範疇と必要を持たぬという自覚...
横光利一 「我等と日本」
...晋(しん)が三国を統一するまでの治乱興亡をなお飽くまでつぶさに描いているのであるが...
吉川英治 「三国志」
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