...征服して統一する前に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...感想を書きたいけれども充分に断片的に浮んで来る一つ/\の考へを統一するに要する丈(だ)けの時間を持たない...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一四年三月号)」
...これを統一するところのものは道徳である...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...また各科に分れた専門学の研究の結果を此の精神を以て綜合し統一するために...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...これを統一する認識の主体が...
高神覚昇 「般若心経講義」
...之を要するに吾々の実在認識の最高課題は事実を統一する合法則的な順序を見出すことである...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...主客という二つの対立を統一するものである自覚の弁証法に至って...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...而も之を統一する種も亦種として独自の積極的成立を有ち...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...自分を制御し精神を統一することは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それを統一する形式というものも...
夏目漱石 「中味と形式」
...認識は感覚に与えられた多様なものを主観が自己の形式によって統一するところに成立するのである...
三木清 「哲学入門」
...いわゆる修業も特定の仕方において主体と環境とを技術的に媒介して統一することであるにしても...
三木清 「哲学入門」
...いかにして「善い国民」であることと「善い人間」であることとを統一するかということであった...
三木清 「哲学入門」
...仕事のためにも生活を統一する便利が殖(ふ)えるから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この詩集の中に貫いた精神を統一することは...
室生犀星 「愛の詩集」
...互に結合し統一するより他に...
柳宗悦 「民藝四十年」
...利害を統一することが六つかしくなって来たのである...
柳田國男 「夢と文芸」
...秀吉や家康のような考を以て国内を統一することは不可能になったかも知れない...
和辻哲郎 「鎖国」
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