...血族と歴史とによつて統一されたる民族主義である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...一度統一された世界ではそうちょいちょい戦争は起らないものと考えてよい...
伊丹万作 「一つの世界」
...政治的に統一された沖縄は宗教的にも統一されたのであります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...成り立っているのは統一されたるものである...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...外延量として統一されたる直観は上に述べたような部分の順次総合によって可能となるのである...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...それは漢以後伏生の尚書によつて統一された爲めに...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...統一された目録記号のプランを打ち立て...
中井正一 「美学入門」
...有機的に滲透(しんとう)混和して統一されたものに外ならない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...そこに詩集の統一された印象を構成させねばならないこと...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...評論で私が統一しているような統一された自他があらわされ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...又統一された方向への刺衝となる力をふくんでいるその生きた関係はなかなか描かないから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...統一された自身のものとして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...統一された蒐集と陳列とを行っているものはないように思います...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...しかしそれは見方があって統一されたのではなく...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...そういう直観から統一された美術館がどうしても欲しいのです...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...レビューとバンドの統一された見事さ...
横光利一 「旅愁」
...どちらを見ても統一された真紅の観客席のゆるやかな傾斜をつづけ...
横光利一 「旅愁」
...桜の仕込み杖とによって統一された争闘的団体の色があった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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