...一個の空想人物とならんとし給ふが怪しきなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...「給ふ」などといふ敬語を必要としないものだ...
池田亀鑑 「忘られぬお国言葉」
...」「鑵詰事業や文藝で國家が背負へるか?」「馬鹿を云ひ給ふな!」義雄は目を鋭くして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...火の中の焔(ほのほ)さへも從へ給ふ...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
...此神使はかの花水を賜(たま)ふ事を神より氏子へ告(のり)給ふの使(つかひ)也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...定暁僧都の室に於て落餝し給ふ...
太宰治 「右大臣実朝」
...園城寺より下著せしめ給ふ...
太宰治 「右大臣実朝」
...いづれは予が筆の至らざる所と諒(りやう)し給ふべし...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...君がふたゝび来たらせ給ふをまちかねて...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...五十年の月日を稼がせ給ふは...
林芙美子 「浮雲」
......
樋口一葉 「さをのしづく」
...)合唱する贖罪の女の群とはの国々の空(そら)へおん身は翔り来給ふ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...東京鎮台司令官に補せられさせ給ふ...
森鴎外 「能久親王年譜」
...物蔭にて打戦(をのゝ)き給ふ奈美殿の父御を探し出し...
夢野久作 「白くれない」
...安達様御(ご)親戚の君ボンベイより来てあり給ふ筈(はず)なるが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...難波(なには)など過ぎさせ給ふとて...
吉川英治 「私本太平記」
...わが子は二十(はたち)になりぬらん博奕(ばくち)してこそありくなれ国々の博徒にさすがに子なれば憎からじ怪我(けが)負わせ給ふな王子の住吉西の宮孫を負った媼(おうな)が...
吉川英治 「源頼朝」
...言ひ消たれ給ふ咎(とが)おほか※なるに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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