...なにしろ絢爛(けんらん)無双(ぶそう)だから...
芥川龍之介 「仏蘭西文学と僕」
...絢爛(けんらん)たる...
田中英光 「オリンポスの果実」
...今私は其の記事中の絢子先生の御話を少しぬいて讀んで見ますと...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...百花が絢爛(けんらん)であろうとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...身辺はあらゆる紅紫絢爛たる雑物を以て装飾され...
中里介山 「大菩薩峠」
...絢爛(けんらん)たる才気と洗錬された趣味と該博な知識とを有(も)った・端倪(たんげい)すべからざる才人だった...
中島敦 「光と風と夢」
...その形式美の絢爛(けんらん)たる点においては何人(なんびと)も及ぶところではない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ゴリオ嬢の一人が愛人となっている豪華絢爛や...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...絢爛(けんらん)たる彫青(いれずみ)がほどこされてある...
火野葦平 「花と龍」
...まさかに千両はかからなかったとしてもおよそ寄席の高座には吃驚するような絢爛豪華ありったけのものが花々しく展開され...
正岡容 「小説 圓朝」
...コールター葺の染工場がある」と云ふ書出しを持つた小栗風葉の「転々」は硯友社風の絢爛小説から自然主義に転化した当初の作品でこの陋巷居住者の暗鬱な生活を記録してゐる...
正岡容 「根津遊草」
...」その絢爛と光る魚を指した...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...水々しい吉原絢燗期の女は...
吉川英治 「紅梅の客」
...まだこのような豪壮絢爛(けんらん)な軍隊を見たこともなく...
吉川英治 「三国志」
...かかる絢爛(けんらん)の空気は...
吉川英治 「親鸞」
...無上の絢爛(けんらん)...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...その金銀の飾りも絢爛(けんらん)な織物も...
吉川英治 「源頼朝」
...絢爛(けんらん)な渦巻きがとおく去って...
吉行エイスケ 「女百貨店」
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