...「今日(こんにち)は結構な御演題で...
薄田泣菫 「茶話」
...一つの「不」で結構なのであります...
高神覚昇 「般若心経講義」
...結構なことだ...
太宰治 「花燭」
...結構な引出物まで頂戴したことはしましたが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...又六は飲(い)けぬ口であったな」「こんな結構なお酒を...
中里介山 「大菩薩峠」
...諸君のやうな結構な適従性を持つてゐるのであつてみればなんらの怪々たるものでもないが...
中原中也 「ヂェラルド・ド・ネルヴァル」
...結構なもんだね」とかみさんの方へ話の向(むき)を持って行くとかみさんは...
夏目漱石 「坑夫」
...清の甥というのは存外結構な人である...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...無論結構なんですから」三十それでも座は白(しら)けてしまった...
夏目漱石 「明暗」
...先ず当代並ぶ者もあるまいと言われる結構な作だ...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...結構な智慧が浮かばないとも限らない」「へエ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺が結構な禁呪(まじなひ)を教へてやる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...柱へ鉢合せしてグルリと一と廻りしてバアなんざ結構な圖ぢやないぜ」「小言は後にして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...結構な花見は出來ませんよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんな結構な養子は江戸中にも二人とはありますまい」「大層肩を入れるんだね」「あの顏では...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...逢引に天文(てんもん)ほど結構なものはありませんよ」「主人のことを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なんて結構な有様でしょう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そういう結構な井戸がないばかりでなく...
柳田國男 「日本の伝説」
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