...いずれは高尚で結構ずくめなものだろうが...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...今では大家(たいけ)の御料人様(ごりょうにんさん)に出世した結構ずくめの娘の身の上を驚異をもって語っていた折があった...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...結構ずくめの境界(きょうかい)である...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...何から何まで結構ずくめのご身分だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...勿論それはいちいち結構ずくめの話で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...十畳敷きがもったいないほど広くて何から何まで結構ずくめ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...何もかも結構ずくめです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...何から何まで結構ずくめの外国へ連れて行ってあげるなんて言うから...
中里介山 「大菩薩峠」
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