...もっと小説の結末らしい結末をつけることも困難ではない...
芥川龍之介 「少年」
...自身で直接に事の結末をつける為めに帰郷した...
伊藤野枝 「惑ひ」
...この事件はもうここらで思ひ切つて最後の極りをつけよう(廊下の扉のところに行き呼ぶ)エレン!ノラ 何のご用?ヘルマー (書類の中を探しながら)結末をつけるのさ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...早く適當な結末をつける方がいいです...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...自然な結末をつけるものとすれば...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...永い話に結末をつけると...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...トゥロットがどう結末をつけるかと...
鈴木三重吉 「かたつむり」
...しかしこの連続電話の結末をつけるようにフランボウの声が...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...無理をせずに有利な結末をつけるのでした...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...共和より生まれて革命の結末をつける専制君主であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そしてひそかに独語したことに大声で結末をつけるかのように...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...學問の最後の結末をつける意味があるが...
内藤湖南 「支那目録學」
...三カ月毎日曜日つづけた「希望音楽会」の結末をつけるべく...
中井正一 「地方文化運動報告」
...少くとも形式上体裁(ていさい)の好い結末をつけるのに充分であった...
夏目漱石 「明暗」
...キッパリした結末をつけるために...
久生十蘭 「キャラコさん」
...この出来事にキッパリとした結末をつけるつもりだ...
久生十蘭 「黒い手帳」
...そして、それは息子の欽二の一身に関しているんだ、と結末をつける...
矢田津世子 「反逆」
...もうこの一篇も結末をつけることにしよう...
柳田国男 「海上の道」
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