...結城左衛門尉朝光等...
太宰治 「右大臣実朝」
...玄文社員結城某等に逢ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...常には左のみに心も留まらざりし結城の風采(やうす)の今宵は何となく尋常(なみ)ならず思はれて...
樋口一葉 「にごりえ」
...例の二階の小坐敷には結城とお力の二人ぎりなり...
樋口一葉 「にごりえ」
...結城の裁着(たっつけ)のようなものをはいた六十二三の品のいいおばあさんが...
久生十蘭 「虹の橋」
...地味な唐桟(とうざん)や結城(ゆうき)や黒紋付や...
正岡容 「寄席」
...結城だろうと下館だろうと叩き破り...
三好十郎 「斬られの仙太」
...人々は「結城(ゆうき)」と云い...
柳宗悦 「工藝の道」
...それは「結城(ゆうき)」であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...バンドリスズメ 越中高岡バンチャ 同 伏木バンチク 同 氷見その他ババスズメ 同下新川(しもにいかわ)郡ノキバノオバサン 同 婦負・射水一部オハグロスズメ 同 婦負郡以東クチグロ 同 富山市ヘソクロ下総(しもうさ)結城(ゆうき)・下館(しもだて)ヘソクロ(ヌキバ) 上総夷隅(いすみ)郡イジクロ...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...結城の隠居はかれが水戸家を思う忠節のためと存じまする...
山本周五郎 「新潮記」
...結城寅寿という人物のやり方も心得ているんだ...
山本周五郎 「新潮記」
...結城寅寿という名もはじめて聞く...
山本周五郎 「新潮記」
...領主の結城氏も、明らかに一目おいているようだし、土地の人々は「殿さま」と呼んでいた...
山本周五郎 「風流太平記」
...江戸から結城まで...
山本周五郎 「風流太平記」
...結城からいましがた馬が来まして」「斧田さん...
山本周五郎 「風流太平記」
...向うも主将の結城...
夢野久作 「ビール会社征伐」
...そして鳳輦(ほうれん)(みくるま)のすぐあとにつづく近衛(このえ)の儀仗(ぎじょう)には、足利高氏、直義(ただよし)の兄弟があたり、さらに赤松円心の千余騎、土居得能(とくのう)の二千、結城(ゆうき)、長沼、塩冶勢(えんやぜい)などの数千騎が、果てなくお供にしたがって、沿道は、数万の見物が押しあいへし合い、その盛観と、洛中の人出は、古今未曾有(みぞう)なものであったといわれた...
吉川英治 「私本太平記」
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