...國(くに)の財政(ざいせい)の不健全(ふけんぜん)な結果(けつくわ)が國債(こくさい)の不整理(ふせいり)となつて現(あらは)れる...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...ノラ 千二百ターレル、隨分かゝつたでせう?リンデン そんなお金があつたのですから、結構ですわ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...下方からクサビ型の氷片をはさんでおいても同じ結果になる...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...結局は私が一番好きで私の腕の中へ帰っていらっしゃるってことがわかっているから嫉妬も起らないのよ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...しかし他の多くのよく知られた実験の結果から推定してたぶん間違いないであろうと思われる...
寺田寅彦 「鐘に釁る」
...いったい甲音と乙音とが接続して響く際われわれ人間の内耳の微妙な機官に何事が起こってその結果われわれの脳髄に何事が起こるかということについては今日でも実はまだよくわかっていないのであるが...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...結晶の美しさとその種類の豊富さという点ではおそらく世界にも類例が少ないように思われる...
中谷宇吉郎 「雪の化石2」
...これは栄養神経が破壊される結果筋肉が萎縮するのを云ふのであるが...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...結婚の率が小さくなっていながら...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いつもの通り名も分らない髪に結って白い籐のかごの中にしたたりそうな葡萄の房の大きいのをいっぱい入れて腕にひっかけて居た...
宮本百合子 「グースベリーの熟れる頃」
...自分たちで結局何度も行くことになったのですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...結局有っても無くてもよい...
三好十郎 「恐怖の季節」
...結納(ゆいのう)とともに送ってくる処(ところ)も北九州の島にはある...
柳田国男 「木綿以前の事」
...結城へ人を遣わしたことが知れたのでしょう...
山本周五郎 「風流太平記」
...しかもソイツが結局...
夢野久作 「爆弾太平記」
...長浜の城は、清洲会議の結果、柴田家へ譲(ゆず)った物であるが、秀吉はそれを七月に明け渡して、同年の十二月には早や取り戻していたわけである...
吉川英治 「新書太閤記」
...内蔵助は、いい難(にく)そうに、「まことに、吾儘(わがまま)らしい申し出でござるが――」「はい」「われら、永年の浪人暮し、粗衣粗食に馴れて参ったせいか、御当家より朝夕頂戴いたしおります二汁五菜のお料理は、結構すぎて、ちと重うございます...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...多産を結婚生活の理想としたトルストイが...
米川正夫 「クロイツェル・ソナタ」
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