...私にとっては初めて経験するものであった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...音自身よりはむしろ音から連想する触感に一種の快を経験するのではあるまいか...
寺田寅彦 「芝刈り」
...これは誰でも同じく経験することであろう...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...音色の再現がどのくらいまで完全に行ったかを経験する事ができなかった...
寺田寅彦 「蓄音機」
...皆がその条件さえ与えられれば必ず経験する筈である処の...
戸坂潤 「科学論」
...汚い事でも何でも切実に感ずるのは吾人の親しく経験するところであります...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...こんな猛烈な北風を経験するのははじめてである...
久生十蘭 「海豹島」
...日常的に経験することだが...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...自己の経験する世界の拡大するに従って常識は動揺させられる...
三木清 「哲学入門」
...経験するとは意識に与えられるということであった...
三木清 「哲学入門」
...我々が経験するのは甲の後に乙が起ったということである...
三木清 「哲学入門」
...その裏うちとなるいろいろの生活のニュアンスを経験するのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こんな苦しい思いを経験するものは自分以外にないであろうと思うと薫の心は限りもなく憂鬱(ゆううつ)になって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わたしはそれを親しい友達のたれかれの実例によって経験する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ほとんどつねにそこでは一つの「死」を経験するのだった...
山川方夫 「愛のごとく」
...小説を書く人は誰でも経験するところであろう...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...またわれわれは漠然と「顔」ということをいうが実際にわれわれが経験するのは個々別々な...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
...ただ事実として直接にこの「生」の融合交通のあることを経験する...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
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