...野蛮な自然民の当初の幼稚なまとまらない考え方から出発して現代の大規模な思想の殿堂に到達するまでに経由してきた道程について...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...長野から直江津を経由して富山へ出れば一日で楽々と行けるが...
石川欣一 「可愛い山」
...コレラが水を経由して伝染する事実のすべては...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...甚だしいソフィスチケーションの迂路(うろ)を経由して偶然の導くままに思わぬ効果に巡り会うことを目的にして盲捜りに不毛の曠野(こうや)を彷徨(ほうこう)しているような気がする...
寺田寅彦 「二科展院展急行瞥見記」
...閣下と自由党とは更に瞹眛なる交渉を経由して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...混沌たる明治文明の赴くところは大正年間十五年の星霜を経由して遂にこの風俗を現出するに至ったものと看るより外はない...
永井荷風 「申訳」
...白耳義を経由して...
久生十蘭 「川波」
...ゲンジ以来千年後の英訳を経由して...
正宗白鳥 「軽井沢にて」
...三浦はイギリスを経由して日本に帰りました...
三浦環 「お蝶夫人」
...それが父允成を経由して抽斎に遺伝したものであろう...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ただ朝鮮の内なる心を経由してのみあり得る美である...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...ただ朝鮮の内なる心を経由してのみあり得る美である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...必ず将軍を経由して上奏をしなければ任命せられてはならぬことに定めました...
柳田國男 「名字の話」
...堺から土佐を経由して九州に帰り...
和辻哲郎 「鎖国」
...下の関を経由して東上した...
和辻哲郎 「鎖国」
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