...草鞋(わらじ)も脚絆(きゃはん)も擽(くすぐ)ってえ...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...あらゆる偏見と伝説と習俗の覊絆(きはん)を切断し...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「婦人解放の悲劇」
...白けた絆纏(はんてん)の浮浪者が出て――「爺さん...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...彼をこの世に産みいでし其日につらき運命の絆は彼の身を繋ぎ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...たとえばギリシア国がトルコの羈絆(きはん)を脱して独立国となりたるがごとき...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...フラマン人は西班牙(スペイン)政庁の覊絆(きはん)を脱するや最近十九世紀の文明に乗じて一大飛躍を試みたる国民たり...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...中へ入って畳の上へ足を投げ出すと共に脚絆(きゃはん)をほぐしかけると...
中里介山 「大菩薩峠」
...足(あし)には脚絆(きやはん)と草鞋(わらぢ)とを穿(はい)て背(せ)には蓙(ござ)を負(お)うて居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...ついに義理に絆(ほだ)されて南軍についた...
新渡戸稲造 「自警録」
...曲者が草鞋脚絆に身を堅めてゐたところで大した不思議ではありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...絆創膏だらけの顔を...
火野葦平 「花と龍」
...終日その傍(かたわら)に絆(ほだ)されて...
福田英子 「妾の半生涯」
...白い着物を着て脚絆(きゃはん)をつけて草鞋(ぞうり)を穿(は)いているのだ...
北條民雄 「いのちの初夜」
...皮の脚絆(きゃはん)を貰うんだぜ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...脚絆(きゃはん)わらじをつけると...
吉川英治 「江戸三国志」
...あられ小紋の脚絆(きゃはん)...
吉川英治 「江戸三国志」
...印絆纒(しるしばんてん)を着...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...そこには教会の覊絆を脱した近世の精神が力強く動いていたとしても...
和辻哲郎 「鎖国」
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