...かつこの反対の側から同じ結論に達する議論を組立てる手際(てぎわ)が頗る鮮(あざや)かであった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...新しい送受信機を組立てる部品を揃えることも出来た...
海野十三 「火星探険」
...必要とあれば重力打消器を組立てることも出来るし...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...部品を組合わせてエンジンを組立てるのと同等の技術をもって...
海野十三 「大脳手術」
...4.彼は小さな地所を借り、ロンドンの博覽會から移動式木製家屋を取寄せ、それを組立てる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...それと大いに異なるところはこれらの材料から組立てる一種の「思考の実験(ゲダンケンエキスペリメント)」である...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...論理的基礎の上に研究の方法を組立てるといふことをしたのは...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...歴史といふものを組立てることが出來ない...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...各國民性によつてその國々の宗教を組立てるのであるから...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...しかし門の建まへを組立てる頃はとほに例の癖のために居なかつた...
長塚節 「我が庭」
...即ち自分の抽象情緒を組立てることが近代的諸作家のやつたことなのである...
中原中也 「生と歌」
...それを環の形に組立てる...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...あらゆる部分品を組立てる...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...その仕事を庭を見ながら組立てることもあるだろう...
室生犀星 「日本の庭」
...漸次工藝美論を組立てるに至った...
柳宗悦 「四十年の回想」
...自分の頭をもって判断を組立てることでなければならぬ...
柳田国男 「木綿以前の事」
...もういちどそれを組立てる気力が...
山本周五郎 「季節のない街」
...その組立てるのが面白いのだと云う人があればソレ迄だが...
夢野久作 「私の好きな読みもの」
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