...人物を組立てることに...
上村松園 「虹と感興」
...かつこの反対の側から同じ結論に達する議論を組立てる手際(てぎわ)が頗る鮮(あざや)かであった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...飛行船を組立てるように...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...ラジオの受信機を組立てるように...
海野十三 「人造物語」
...一国の国民の性質からすべてその土台を組立てるところの大切なる教育に根底がない...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...それと大いに異なるところはこれらの材料から組立てる一種の「思考の実験(ゲダンケンエキスペリメント)」である...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...物語を組立てる上の余儀ない些事に過ぎない...
豊島与志雄 「表現論随筆」
...怪談を組立てることさえ出来るだろう...
豊島与志雄 「猫性」
...三十年前の新聞がカードをくればすぐ出て来るという組織に組立てるには...
中井正一 「集団文化と読書」
...しかし門の建まへを組立てる頃はとほに例の癖のために居なかつた...
長塚節 「我が庭」
...即ち自分の抽象情緒を組立てることが近代的諸作家のやつたことなのである...
中原中也 「生と歌」
...これを組立てる小なる音単位は単音と名づけてこれと区別すればよかろうと思う...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...マルクシズム・レーニズムの立場から制作を正統なリアリズムの骨格と肉づけとで組立てることに努力して来た...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...必要な点は皆掘り出してちゃんと組立てるということ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かかる標準を最初から理論で組立てるべきではなく...
柳宗悦 「民藝四十年」
...漸次工藝美論を組立てるに至った...
柳宗悦 「四十年の回想」
...自分の頭をもって判断を組立てることでなければならぬ...
柳田国男 「木綿以前の事」
...その組立てるのが面白いのだと云う人があればソレ迄だが...
夢野久作 「私の好きな読みもの」
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