...かつこの反対の側から同じ結論に達する議論を組立てる手際(てぎわ)が頗る鮮(あざや)かであった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...飛行船を組立てるように...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...必要とあれば重力打消器を組立てることも出来るし...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...一国の国民の性質からすべてその土台を組立てるところの大切なる教育に根底がない...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...4.彼は小さな地所を借り、ロンドンの博覽會から移動式木製家屋を取寄せ、それを組立てる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...それと大いに異なるところはこれらの材料から組立てる一種の「思考の実験(ゲダンケンエキスペリメント)」である...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...怪談を組立てることさえ出来るだろう...
豊島与志雄 「猫性」
...論理的基礎の上に研究の方法を組立てるといふことをしたのは...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...各國民性によつてその國々の宗教を組立てるのであるから...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...三十年前の新聞がカードをくればすぐ出て来るという組織に組立てるには...
中井正一 「集団文化と読書」
...それを一夜のうちに組立てることはできないのでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし門の建まへを組立てる頃はとほに例の癖のために居なかつた...
長塚節 「我が庭」
...あらゆる部分品を組立てる...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...必要な点は皆掘り出してちゃんと組立てるということ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...足場を組立てる術さえ知らず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...漸次工藝美論を組立てるに至った...
柳宗悦 「四十年の回想」
...もういちどそれを組立てる気力が...
山本周五郎 「季節のない街」
...その組立てるのが面白いのだと云う人があればソレ迄だが...
夢野久作 「私の好きな読みもの」
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