...自分の手で発声蓄音機を組立ててみたいというのが氏の野心だった...
有島武郎 「星座」
...私が苦心して組立てた機械とその製法が実用新案特許を出願して認可されたので...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...一台の戦車が組立てられまして...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...なにしろ太い鋼鉄の棒で組立てられた檻ですから...
海野十三 「地球盗難」
...実は機械で組立てた人造人間であったのである...
海野十三 「地球要塞」
...大急ぎでその装置を組立てた...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...その巧みに組立てられた学説のある一点に『脳髄の盲点』が作用していたとしたらどうだ...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...それをまた組立てて綱渡りをさせるのが自分の責任だがどうしたらよいかと思い惑っていると...
寺田寅彦 「御返事(石原純君へ)」
...渙卦の渙奔其机・渙其躬・渙其群・渙汗其大號・渙其血などの如く卦名をもつものが各々三字以上の語で組立てられてゐるものもある...
内藤湖南 「易疑」
...歴史といふものを組立てることが出來ない...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...しかも自分の組立てた理論でなくして...
内藤湖南 「支那目録學」
...手際よく組立てて行きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どれだけの違った音でその言語が組立てられているかということ...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...一つの大きい交響楽が組立てられるわけなのですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...病人はやはり病人を中心とする生活を組立てないと無理なのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...――組立てやなんか――時計屋であります...
三好十郎 「その人を知らず」
...容認された基礎*の上に自分の欲する説を組立てることはきわめて容易である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...非常に精密な頭腦を働かして緻密に組立てた計數的生活をして行かれる人と...
吉川英治 「折々の記」
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