...「予(よ)はかねて学界に予告して置いた赤外線テレヴィジョン装置の組立てを...
海野十三 「赤外線男」
...それを別の局で受信してもう一度木田氏の身体を組立て直したのであった...
海野十三 「断層顔」
...その一は“この事件は殊更(ことさら)人騒がせをして大儲を企んだインチキ事件である”としてかかる陰謀者がヘルナー山頂へ材料を搬(はこ)び汽船を組立てておいて自ら騒ぎたてたものだとした...
海野十三 「地球発狂事件」
...二百あまりの骨片が組立てられたものであるが...
海野十三 「四次元漂流」
...こんど組立てた受信機に大きな望みと期待とを抱いていた...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...奇怪な推理を組立てているらしい...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...一つの筋道を組立てることも不可能ではないのだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...事件の組立てが、しばしば政府に雇われたさくらどもの根も葉もない陳述によって、でっち上げられているばかりではない、拷問台が存在するだけで、あらゆる証人の言はとほうもなく歪曲されるようになっている...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...こういう文献の解釈から組立てられた知識によって...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...何者かが何かを組立ててるように感ずる...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...怪談を組立てることさえ出来るだろう...
豊島与志雄 「猫性」
...象傳では元の字は上に附いて乾元・坤元といふ語に組立てられてゐるのに...
内藤湖南 「易疑」
...第二年目を組立てて行くか...
中井正一 「地方文化運動報告」
...何だか釘のない組立てもののような工合で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一つの大きい交響楽が組立てられるわけなのですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...足場を組立てる術さえ知らず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かかる標準を最初から理論で組立てるべきではなく...
柳宗悦 「民藝四十年」
...一場の哀話を組立てたなどは...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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