...使用が正しからぬ組立てのもとに置かれるようになったからである...
有島武郎 「想片」
...長い鉄の竿で組立てたもので建物の頂上に取りつけたものだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...なんだかあまりにうまく組立てられているところが気になった...
海野十三 「地獄街道」
...部品を組合わせてエンジンを組立てるのと同等の技術をもって...
海野十三 「大脳手術」
...この怪奇なる組立て人間「蠅男」に較べると作り物の大入道ほども恐ろしくはなかった...
海野十三 「蠅男」
...いささか興味あるロマンスに組立ててみたいと思っています...
太宰治 「女の決闘」
...古代羅馬の艦船はことごとくこの組立て式による建造になっていたのであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...それをまた組立てて綱渡りをさせるのが自分の責任だがどうしたらよいかと思い惑っていると...
寺田寅彦 「御返事(石原純君へ)」
...あたかも多様な見方の上に組立てた科学的系統が相併立しているような観がある...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...それを有機的に組立てて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ひとは未來について過去に類似するところのもの或ひは過去の諸要素に類似なる諸要素をもつて再び組立て得るところのものの外は先見しないのである*...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...稚いといっても小説は地味に大体このような組立てで書かれていってよいものだと思う...
宮本百合子 「稚いが地味でよい」
...必要な点は皆掘り出してちゃんと組立てるということ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何となしの可能として考えられていた条件を一さいとりはらった上で組立てられなければならないわけですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...組立て方が美しくかつ軽くて使いよくどの家庭でも悦ばれるでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...自分の頭をもって判断を組立てることでなければならぬ...
柳田国男 「木綿以前の事」
...もしくは材料として「感心世界」や「ビックリ世界」を組立てなければならない...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...その組立てるのが面白いのだと云う人があればソレ迄だが...
夢野久作 「私の好きな読みもの」
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