...殊に此書は欧羅巴刊行の書籍中漢字を組入れた嚆矢としてビブリオファイルに頗る珍重される稀覯書である...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...人間の仲間を外されて非人の仲間へ組入れられなければならなくなりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「四面四方に築墻(ついぢ)をつき、三方に門を立て、東西南北に池を掘り、島を築き、松杉を植ゑ、島より陸地へ反橋(そりはし)をかけ、勾欄(こうらん)に擬宝珠(ぎぼし)を磨き、誠に結構世に越えたり、十二間の遠侍(とほざむらひ)、九間の渡廊、釣殿、梅の壺、桐壺、まがき壺に至るまで、百種の花を植ゑ、守殿十二間につくり、檜皮葺(ひはだぶき)にふかせ、錦を以て天井を張り、桁、梁、木の組入には、白銀黄金(しろがねこがね)を金物に打ち、瓔珞(やうらく)の御簾(みす)をかけ、厩(うまや)、侍所に至るまで……」これは大変なものだ、と兵馬が思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...江戸ヘ行ッテ小十人組ヘ組入リヲシタガ...
中里介山 「大菩薩峠」
...印刷が成つてから組入れの場所が惡いとかで...
長塚節 「記憶のまゝ」
...もう一組入っていた」と勿体ぶった報告をした...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...きたない骨牌を一組入れたまま...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...その組入れ方は必ずしも本文に該当する個所に差入れたのではありません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
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