...なれどもその夜は珍陀の酔(ゑひ)に前後も不覚の体(てい)ぢやによつて、しばしがほどこそ多勢を相手に、組んづほぐれつ、揉(も)み合うても居つたが、やがて足をふみすべらいて、思はずどうとまろんだれば、えたりやおうと侍だちは、いやが上にも折り重つて、怒り狂ふ「れぷろぼす」を高手小手に括(くく)り上げた...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...いよいよ組んづほぐれつの...
太宰治 「花吹雪」
...番頭の文六と組んづほぐれつの大格鬪中...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...與之助と八五郎は組んづほぐれつ揉(も)み合つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いままで仲好くしてきた同志が組んづほぐれつして...
堀辰雄 「「繪本」」
...五六人の黒い影が組んづほぐれつ段梯子を折り重って転がり落ちる...
山中貞雄 「森の石松」
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