例文・使い方一覧でみる「組み」の意味

...一方では宗教的思想や哲学がその研究態度においても組み方においてもはたまた出発点に関しても科学的となったことで...
伊波普猷「ユタの歴史的研究」

...現代に於いてさえこう云う組み合わせの性生活は類稀（たぐいまれ）なことゝして世の視聴を惹（ひ）くのであるから... 現代に於いてさえこう云う組み合わせの性生活は類稀なことゝして世の視聴を惹くのであるからの読み方
谷崎潤一郎「少将滋幹の母」

...互いに入り組み消し合っている... 互いに入り組み消し合っているの読み方
ユゴー・ヴィクトル　Hugo Victor 豊島与志雄訳「死刑囚最後の日」

...私たちは取組み合った... 私たちは取組み合ったの読み方
豊島与志雄「死ね！」

...親しい男の厚かましく組み立てられた告白を聞いて... 親しい男の厚かましく組み立てられた告白を聞いての読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...この方法を以て新しい研究法を組み立てたならば... この方法を以て新しい研究法を組み立てたならばの読み方
内藤湖南「支那古典學の研究法に就きて」

...八五郎の剛力はそれを組み伏せたところへ... 八五郎の剛力はそれを組み伏せたところへの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...幾度か本郷の街路に組み伏せられ... 幾度か本郷の街路に組み伏せられの読み方
萩原朔太郎「室生犀星に與ふ」

...枝を撓（た）め花を組みあわせ... 枝を撓め花を組みあわせの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...えらい取組みあいがはじまる... えらい取組みあいがはじまるの読み方
久生十蘭「だいこん」

...私は組み合はせた兩腕を枕にして... 私は組み合はせた兩腕を枕にしての読み方
堀辰雄「生者と死者」

...自室で夕食をたっぷり食べたあと原稿の山に取り組み... 自室で夕食をたっぷり食べたあと原稿の山に取り組みの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「ギルレイ」

...伯父がその財産管理人としての権利を伸長させてベシイの全財産を政府の年金に組み更（か）えはしないかということを懼（おそ）れたためだった...
牧逸馬「浴槽の花嫁」

...Ｘ字形に組み合わせて... Ｘ字形に組み合わせての読み方
正岡容「寄席」

...と見るまに組みついた... と見るまに組みついたの読み方
山中峯太郎「小指一本の大試合」

...組み太刀の稽古は... 組み太刀の稽古はの読み方
山本周五郎「ちくしょう谷」

...私は悠々と腕を組み直した... 私は悠々と腕を組み直したの読み方
夢野久作「怪夢」

...酷（むご）い世の仕組みがお身に沁（し）みたものとみえる... 酷い世の仕組みがお身に沁みたものとみえるの読み方
吉川英治「私本太平記」

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