例文・使い方一覧でみる「組み」の意味

...外から送気しなくとも自主的に呼吸が続けられる仕組みとなっていた...
海野十三「地球発狂事件」

...張り子の岩組みと... 張り子の岩組みとの読み方
江戸川乱歩「悪魔の紋章」

...これらの経験を総合して知識とし知識を総合して方則を作るまでには種々な抽象的概念を構成しそれを道具立てとして科学を組み立てて行くものである...
寺田寅彦「物理学と感覚」

...必要なのは署名入りの個人と個人との取り組みでなくてはならぬ... 必要なのは署名入りの個人と個人との取り組みでなくてはならぬの読み方
戸坂潤「思想としての文学」

...（牧に命じて、呪殺を――だが、牧は、いつかの日、斉彬のような、心の強い方は、効き目がないと申していたが――それでも、牧の外に――）と、思うと「牧は、何処に居りましょうかの」「さあ――」将曹は、矢張り、腕を組み、首を傾けたままであった...
直木三十五「南国太平記」

...そこに一つの仕組みがあるんだ... そこに一つの仕組みがあるんだの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...内匠はその気組みを避けるように... 内匠はその気組みを避けるようにの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...取つ組み合つて居りました... 取つ組み合つて居りましたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...腕と脚とを組み合わせたり... 腕と脚とを組み合わせたりの読み方
フランツ・カフカ　Franz Kafka 原田義人訳「城」

...古田はがっちりと腕組みをして... 古田はがっちりと腕組みをしての読み方
久生十蘭「金狼」

...あとは煙草を指に挾んだままの腕組みで凝（じ）っと横目に私の顔を眺める... あとは煙草を指に挾んだままの腕組みで凝っと横目に私の顔を眺めるの読み方
宮本百合子「刻々」

...今の組み合せでつづける方が... 今の組み合せでつづける方がの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...それを証明するために公文書や新聞報道をえらびだしたり組みあわせたりしていることがわかる...
三好十郎「清水幾太郎さんへの手紙」

...けれどもシロは小さかったために仰向けに組み敷かれた... けれどもシロは小さかったために仰向けに組み敷かれたの読み方
室生犀星「幼年時代」

...」女はあやまるように手を組み合せた... 」女はあやまるように手を組み合せたの読み方
シュニッツレル　Arthur Schnitzler 森鴎外訳「みれん」

...その脇腹にうしろから組み付いている白い人の手と月形の懐剣！虚空をつかむ源六の苦しみは...
吉川英治「江戸三国志」

...伊兵衛のうしろから組みついて... 伊兵衛のうしろから組みついての読み方
吉川英治「江戸三国志」

...――何を怖れたり不愍（ふびん）がッたりすることがあろうぞ！　早くよこしなさい」組み敷かれた武蔵は... ――何を怖れたり不愍がッたりすることがあろうぞ！　早くよこしなさい」組み敷かれた武蔵はの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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