...踊っている一組の者が近づいて来たのをよけようとしてか...
豊島与志雄 「道標」
...組の者の外に、誰も見てはいなかったが、敵の前で、這っているのを、自分で、苦笑し、侮蔑(ぶべつ)し――だが(次の戦いで)と、思って、慰めていた...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...全次郎は組の者と全然口もきかなかつたが...
新美南吉 「登つていつた少年」
...昔の十二支組の者が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五年生の第四組の者で...
槇本楠郎 「栗ひろひ週間」
...佐々が横濱の黒田組の者に會つて...
三好十郎 「肌の匂い」
...暗殺の籖(くじ)を抽(ひ)いて別れ別れになった五ツ組の者は...
吉川英治 「江戸三国志」
...千束の稲吉とその組の者とが見物のなかに紛(まぎ)れ込んで...
吉川英治 「江戸三国志」
...そちを初め、組の者の手で、介どのの身をつつがなきよう、住吉の浦までお送り申せ...
吉川英治 「私本太平記」
...三間柄の長い朱槍(しゅやり)約四百、徒士(かち)の郎党、足軽組の者、およそ、三百人あまりと数えられた...
吉川英治 「新書太閤記」
...何処の組の者だ」「遠山甚太郎殿の手の者ですが...
吉川英治 「新書太閤記」
...このところ幾日かはほとんど寝る間もなく家中や組の者を督(とく)してきょうもここに懸命に努めていた光秀は...
吉川英治 「新書太閤記」
...荷駄組の者の乗用していた丈夫一方の不恰好な馬だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...どなたの組の者が出たのか」「存じません...
吉川英治 「新書太閤記」
...この三組の者にかぎって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...同じ甲賀組の者とすれば...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...同心組の者が来るのを待ち設けていたように思われる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ドロシーダ小母さんの組の者として暮らしたのです...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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