...説明が終わるのを待ちかまえていたように...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...般若心経(といいて般若波羅蜜多心経(はんにゃはらみたしんぎょう)を説き終わる)秘密の世界さてこれからお話し申し上げる所は『心経』の最後の一節でありまして...
高神覚昇 「般若心経講義」
...闇に終わる広い雪の斜面に...
辻村伊助 「登山の朝」
...そうしておそらくそれを書き終わるより前に自分自身がまただれかの過去帳中の人になるであろう...
寺田寅彦 「備忘録」
...歌が終わると、彼はゴットフリートの方(ほう)へはい寄(よ)った...
ロマン・ローラン 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ピアノの演奏会も喧嘩(けんか)に終わることがしばしばだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...生を終わるということは簡単なことです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そしてそれが終わるとまた初めからくり返した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その言葉の終わるか終わらないうちに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...終夜妄執に取りつかれてゐる二人の幽霊が恋の狂乱を演じ終わるのを見るのである...
野口米次郎 「能楽論」
...彼の世界的名声はまもなく終わるものと予言する...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...やがて歌が終わると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...『よく練った計画も失敗に終わることが多い』とか言いますが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...たぶん戦いが見られるぞ」船長の手話が終わる寸前...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...聞き終わるとあの髪の毛の薄い口の大きな仁王様のような赤ら顔を崩してゲラゲラ笑い出した...
正岡容 「寄席行燈」
...震動が終わると光も消えたと言うことである...
武者金吉 「地震なまず」
...こうまで完全な人というものは短命に終わるようなこともあるのであると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...冬を師走(しわす)の月をもって終わるものとして...
柳田国男 「雪国の春」
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