...僕の生活の長い蟄眠期(ちつみんき)もようやく終わりを告げようとしているかに見える...
有島武郎 「片信」
...死に死に死に死んで死の終わりに冥(くら)し(三四)...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...そして人々はその排水路の終わりに近い井戸から汚染した上水の供給を受けていた...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...やがて終わりになる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...なんとなればそれぞれの終わりに if C is D, if C is E. という文句が抜けているのが普通である...
寺田寅彦 「人の言葉――自分の言葉」
...この終わりの自殺者と...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...翌日には割り当てられた時間の終わりがやってくる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...今になってもそれだけのことがしてもらえないんでしょうねえ?」彼女は涙ながらこの終わりのことばを言った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その個人的生活は終わりを告げて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もし兄に何か不幸が起こるならばその時が私の終わりであることを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...食事の終わりに無花果(いちじく)を食べていました時に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」マドレーヌ氏は検事をして終わりまで言わせなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...終わりにふきんを洗って...
羽仁もと子 「女中訓」
...俺が指を上げさえすれば、ギルレイは露と消え、一巻の終わりだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...白楽天のその詩の終わりの句に鼻のことが言ってあるのを思って源氏は微笑された...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...尼君も終わりの文(ふみ)に書かれた良人(おっと)の一言を頼みにして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(二六・三・四)*二次の戦争が終わりました...
吉川英治 「随筆 新平家」
...『釈日本紀』の引用した説によると歌曲の終わりに「万年阿良礼(よろずとせアラレ)」という「繰り返し(リフレイン)」がつくので...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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