...一個の組合員になつて終ふのです...
有島武郎 「私有農場から共産農団へ」
...されば聖母の恩をば、身を終ふるまで、ゆめ忘るゝこと勿(なか)れといひき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ダンテの身を終ふるまで受くること能はざりしところなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...消えて忘れて終ふ刹那の感じを歌の形に留めて置くと云ふだけでは...
伊藤左千夫 「『悲しき玩具』を読む」
...上げ汐の刻限になつて終ふ...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...立ちしか間に此一區劃内に湛へて終ふ...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...幾度か牛を手離して終ふ...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...直ぐに去つて終ふ...
伊藤左千夫 「奈々子」
...午食を終ふる間もなく汽船に乘る...
大町桂月 「房州紀行」
......
千家元麿 「自分は見た」
...始終ふたつの世界に出入していると...
寺田寅彦 「柿の種」
...次に零碎なる字句の異同を校訂して以て、此章を終ふべし...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...私は子等の心の中へだけ入り込んで終ふと云ふことは出来なかつた...
葉山嘉樹 「氷雨」
...洪水の時に必ず流されて終ふので...
葉山嘉樹 「万福追想」
...その上私は久し振りの東京生活が面白くて始終ふは/\と飛び歩いてゐるばかりだつたので...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...煙が室の空気に溶けて終ふまで眺めました...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...俺なんて始終ふんどしひとつだ...
牧野信一 「眠い一日」
...彼は始終ふきげんな顔つきで...
山本周五郎 「山彦乙女」
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