...終いにはむっとして...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...「今度もこれでお終い」彼はびっくりして跳び上った...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...伯父も終いには命まで投げ出さなければならないようになって――」「しかし...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...終いには甘くなる...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...始終いつもそれを綺麗に掃除しておかねばならない...
高神覚昇 「般若心経講義」
...又『お敷きになつてもいゝぢやありませんか』などゝあゝ重々しくお終いまで言つてしまつては駄目だよ...
高濱虚子 「俳諧師」
...もうお終い……轟然たる音響……死屍累々……壊滅!その惨状は...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...それこそお終いだぞ...
徳田秋声 「黴」
...そうなっては日本もお終いだ...
戸坂潤 「社会時評」
...始終いろんな病気を想像して気をもみ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかしその静かなうちには始終いらいらするものがあって...
夏目漱石 「道草」
...いまにもっともよき人を選んでね」「薹(とう)がたってはお終いだから……」「まア...
林芙美子 「泣虫小僧」
...終いまで聞きもしないで...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...味は食塩と味の素と胡椒でつけて一番終いにほんの一滴二滴醤油を落します...
宮本百合子 「十八番料理集」
...おじさんの小説もこんどこそお終いになったかな...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...細かく終いまで読み通したい本があったら...
柳田国男 「故郷七十年」
...私はここを通る度にパリーもこんな所のある限りは早やお終いだと思う...
横光利一 「欧洲紀行」
...終いにはどこだってこうなるんだから...
横光利一 「旅愁」
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