...終いにはむっとして...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...あんな人に附き纏われちゃあお終いですからね...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...又『お敷きになつてもいゝぢやありませんか』などゝあゝ重々しくお終いまで言つてしまつては駄目だよ...
高濱虚子 「俳諧師」
...只今まで過ぎて終いました...
辰野九紫 「青バスの女」
...やっと終い際(ぎわ)の電車に乗って...
近松秋江 「狂乱」
...お庄は終いに笑い出した...
徳田秋声 「足迹」
...そうなっては日本もお終いだ...
戸坂潤 「社会時評」
...間もなく鋪石道も終いになり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そして一日も早く罪を決めて終い度い...
牧逸馬 「双面獣」
...二十四日のパニックに就ての修養談が一番お終いで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これでモーお終(しま)いかね」中川「お終いだ」大原「それでは僕もお暇(いとま)をして停車場(すてーしょん)へ出かけよう...
村井弦斎 「食道楽」
...御仏(みほとけ)へのお祈りは始終いたしております...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...このお終いのしごとをあの男にやらせたいのだ...
室生犀星 「生涯の垣根」
...始終いろいろな条件が互いに求めあっているのだが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...終いには口をきわめてその臆病を罵ったり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...けれども終いに、それは深い工夫であり沈潜であって、これらのラッパの音をどう真似したものかと、彼は心を砕き声を練り整えていたのだとわかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...終いには天秤が全く決意して...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それを本当にして終い...
夢野久作 「白髪小僧」
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