...この位でお終いになったならば...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...「今度もこれでお終い」彼はひやりとして手を放した...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...それは宇治はとうとう知らず終いであった...
梅崎春生 「日の果て」
...――それでお終いだった...
海野十三 「蠅男」
...私はもうお終いです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...終いには二十分くらいは続いた...
大杉栄 「獄中消息」
...父親や村の若い人たちは終いに浮かれ出して...
徳田秋声 「足迹」
...始終いらいらしていた...
徳田秋声 「足迹」
...形態をば終いに形態転換にまで掘り下げて...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...……これで朗読はお終いだ...
久生十蘭 「魔都」
...間もなく鋪石道も終いになり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...羅府の若い男の人に売って終いましたよ」と言う...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...お終いまで見度がるものだよ...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...彼は僕に恋し僕を自分の家へ始終いざなつた...
村山槐多 「殺人行者」
...お終いには笑って帰すという母の腕前はたいしたものであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...終いには田舎者にとって代られたが...
柳田国男 「故郷七十年」
...東洋はもう終いだ...
横光利一 「上海」
...今は一番お終いの扉である...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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