...父自身が最初から終いまでやったものも可成あるが...
高村光太郎 「回想録」
...その為に世間知らずの非常なはにかみやになって終いました...
太宰治 「わが半生を語る」
...お終いのほう忘れちゃった...
林不忘 「安重根」
...一生の間自分で拵えた化物の一隊に始終いじめられてりゃ世話はないや...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...「この人は云い出した事を決してお終いまで云ったことがない...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...終いには洲崎(すさき)の引手茶屋へ問い合わしてみると...
徳田秋声 「足迹」
...終いに一緒に噴(ふ)き出してしまった...
徳田秋声 「足迹」
...そうなっては日本もお終いだ...
戸坂潤 「社会時評」
...それで終いの方へ行って...
中里介山 「大菩薩峠」
...終いには――終いにはお前の行く末に邪魔になると思い込んで...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...とうとう終いに幽霊が...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...終いに頬骨を打たれて気絶したのだと云われている...
松永延造 「職工と微笑」
...そのために世界的に有名になれず終いでした...
三浦環 「お蝶夫人」
...味は食塩と味の素と胡椒でつけて一番終いにほんの一滴二滴醤油を落します...
宮本百合子 「十八番料理集」
...おじさんの小説もこんどこそお終いになったかな...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...余りに長生きを望みすぎて終いにそのおそろしい顔を見ることになってはいやでございますから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そして終いには死んだもののように倒れ伏し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もうお終いのところなんだ...
横光利一 「旅愁」
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