...逃亡の結果の両個の幸福に終りしは...
高木敏雄 「比較神話学」
...三日に又しても降り始めて四日も終日降り暮していたのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...さらにこゝろをあらためて七月二日の朝露をふむ七月三日晴れきつて暑かつた、今日も終日読書...
種田山頭火 「其中日記」
...終(おわり)に臨(のぞ)み...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...空間関係を解して物が空間の「内に」あると云うことは困難と無意味とに終らねばならぬ...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...また始終頭痛がした...
外村繁 「澪標」
...終に手戻りがして...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...此の航路の終點でもあり...
中島敦 「環礁」
...そうハッキリした関係などはつかめずに終った...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...彼女はただ黙ってうなずいて居たが、終りに、「だけど、こんな事あなたっきりに云うんだから黙っててね」と一言いった切りである...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...歌が拍手喝さいの嵐で終わった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...死後は利天(とうりてん)に生まれ天上で終ってこの閻浮提(えんぶだい)洲の富貴人に生まれる...
南方熊楠 「十二支考」
...鉄道は乃(すなわ)ち国境の山脈をただの屏風(びょうぶ)にし終り...
柳田国男 「峠に関する二、三の考察」
...一本の酒も飲み終らないうちに...
山本周五郎 「青べか物語」
...終りのヘビー級となると一対一か...
山本周五郎 「季節のない街」
...それの少量づつを分けて顔を洗ひ終ると...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...法然は終始じいっと眦(まなじ)りをふさいで聞いていたが...
吉川英治 「親鸞」
...阿波へ立ち帰りたいと存じますので」「孫兵衛の首をくれろというのか」「役目を終りました証(あかし)として...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??