...多くは不結果に終るようであります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...鏡縁御欄間の仕事が終りますと...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...竜胆寺のあととりではありませんか!」もはや臨終がせまっていたのでしょう...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...この章の終りのところで初めて登場するマネット嬢の附添いの婦人プロス(ここでは名は記されていないが)...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...破壊がただ一回に終らず...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...十八世紀の終りには英國よりも早く北支那の一角に市場を獲得してゐたロシヤである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...彼女の仕事は終った...
豊島与志雄 「塩花」
...銅山のうちに天命を終るべきものと認定しているような気色(けしき)がありありと見えた...
夏目漱石 「坑夫」
...白君は涙を流してその一部始終を話した上...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...母親が始終つかったポンプ押しの握るところを...
林芙美子 「泣虫小僧」
...じゃア鶴の唱歌というのはもうこれでお終いなんだろうか...
久生十蘭 「魔都」
...ただ画面への追随として終っては無意味である...
藤島武二 「画室の言葉」
...終って一時半近く帰宅...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ゆすりが終わったことを保証いたします...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...元義の終始不遇なるに対して曙覧が春嶽(しゅんがく)の知遇を得たるは晩年やや意を得たるに近し...
正岡子規 「墨汁一滴」
...この世の終りはきっと自分だけが居残るだろうという自信をもって...
室生犀星 「しゃりこうべ」
...二年後にはお茶の水駅を終点に汽車の開通...
山本笑月 「明治世相百話」
...国法干犯(かんぱん)の大罪人だけのものと成り終ってしまうのだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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