...細目な文字が読めない...
...この手編みのセーターは細目の糸で編まれている...
...細目の糸を使って刺繍をしている...
...書類の細目をチェックしている...
...細目に研究する。(Study in detail.)...
...チヤンと細目が出來て居ます...
石川啄木 「雲は天才である」
...何も私が細目のお爺さんにお目玉を頂戴する筈はないでせう...
石川啄木 「雲は天才である」
...戸を細目(ほそめ)に開く...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...音もなく細目に開いて...
海野十三 「蠅男」
...さかいの厚いカーテンを細目にあけて...
江戸川乱歩 「大金塊」
...天の岩戸を細目にあけて内から仰せになるには...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...そつと襖を細目に押しあけて覗いてみた...
薄田泣菫 「茶話」
...チュッチュッと呼びながら障子を開けて戸を細目に開き...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...腹の虫が納まりませんよ」八五郎は障子を細目に開けて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私が直してやりましたが――」「扉(と)を開けたのだな」「細目に開けました」「その時花嫁に變りはなかつたのか」「いつもの通り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...我々の思考の全ての細目からも量や質の程度を除外することは不可能なのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...栗が落ちた……」彼女は目を細目に明けて私を見ながら...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...細目に開けてあった襖から先を争って十五匹ほどの黒猫は...
正岡容 「寄席」
...しまいに紳士の扉がぐいと細目にひらいて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...正面の板戸が細目にあけてある...
森鴎外 「阿部一族」
...襖を細目に開けてみた...
横光利一 「旅愁」
...障子を細目に、菰(こも)の十郎は、そっと覗(のぞ)いて、「おばば、まだか」「支度かの」「もう、よさそうな時刻だから――小次郎様も待っている」「いつでもよいがの」「いいのか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ほぼ一カ月の後に徳政条々として発布された徳政の細目を見ると...
和辻哲郎 「鎖国」
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