...細目な文字が読めない...
...この手編みのセーターは細目の糸で編まれている...
...細目の糸を使って刺繍をしている...
...書類の細目をチェックしている...
...細目に研究する。(Study in detail.)...
...みんな門を細目にあけて往来を見ていたもんだろう?」母「法界節や何かの帰って来るのをね...
芥川龍之介 「本所両国」
...障子を細目にあけて手をならした...
有島武郎 「或る女」
...現今の細目は実に立派なもので...
石川啄木 「雲は天才である」
...細目にあいてる戸の間から白い女の顔がすっと出た...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...斯くして各細目に亘つて dog に關係ある諸種の語に就いて檢討を續けて行き...
高田力 「ベーシック英語」
...」女は俯向いて何か手に入れながら締めた障子を細目に開けて...
田中貢太郎 「蛾」
...彼がこれほどの怖しい判決を受ける危険に臨んでいるのでなかったなら――その判決の残忍な細目の中のどれか一つでも免ぜられる見込があるのだったら――それだけ大いに彼は自分の魅力を失ったことであろう...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...或は襖を細目にあけて...
豊島与志雄 「非情の愛」
...細目を開いて「夕化粧...
直木三十五 「南国太平記」
...美術館の財産の明細目録も作りたかった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...細目のずぼんの縞のもうにんぐを行儀よく着こなし...
平出修 「瘢痕」
...その手を細目にあけながら...
堀辰雄 「巣立ち」
...若々しく晴れやかに見せるいろんな細目(さいもく)をつけ加えた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...この頃より官長に寄する書には連りに法制の細目に(かかづら)ふべきにあらぬを論じて...
森鴎外 「舞姫」
...貞操というような実際生活の細目を一律に説くことの無駄な骨折を避けて...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...細目にわたる攻守同盟の約文も交(か)わされていたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...細目に開けた大戸の隙から手招きしている鼠鳴(ねずみな)きに呼び込まれ...
吉川英治 「旗岡巡査」
...も一度「黒住」とかかれた真ッ黒い表札を確めると玄関の格子戸を細目にあけ...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
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