...山奥には細流がたくさんある...
...この川は細流だから、魚釣りには向かない...
...細流を辿ってハイキングを楽しんだ...
...細流が流れているところは風景が美しい...
...夏の暑い日には、細流で涼んで過ごすのが良い...
...持(もち)ぬしの札(ふだ)も立(た)たずに好(す)きなまゝ路傍(みちばた)の其(そ)の細流(さいりう)に露(つゆ)を滴(したゝ)らして居(ゐ)るのである...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...屋根越に――日蔭の冷い細流(せせらぎ)を...
泉鏡花 「怨霊借用」
...炊ぐ煙りの直しき細流...
上里春生 「サガニー耕地より」
...細流(せゝらぎ)を踏みしめ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...朝空(あさぞら)のふと映(うつ)つた細流(いさゝがは)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...雌鱒産卵せむとて、細流を溯る...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...細流(こながれ)ある所にいたれば紅唇(べに)粉面(おしろい)の哥妓(げいしや)紅※(あかきゆもじ)を(かゝげ)て渉(わた)る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その他に細流の痕跡さえもありません...
豊島与志雄 「白蛾」
...細流あり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...王子の音無川(おとなしがわ)の如き細流(さいりゅう)...
永井荷風 「日和下駄」
...極楽水の麓を環(めぐ)りし細流のほとりには今博文館の印刷工場聳え立ちたれば...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...細流なほ激して走るものあり...
長塚節 「草津行」
...まん中に水道をひいて細流を作つた...
平出修 「畜生道」
...窓の下には細流があつた...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...雨戸を閉めても冬の夜にもその細流の姿が眺められるやうになつてゐる...
室生犀星 「故郷を辞す」
...大河にも細流にも...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...庭石の苔の間を流れる雨の細流...
横光利一 「夜の靴」
...綾を描いて潜り合う細流に月がますます冴え耀いた...
横光利一 「旅愁」
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