...山奥には細流がたくさんある...
...この川は細流だから、魚釣りには向かない...
...細流を辿ってハイキングを楽しんだ...
...細流が流れているところは風景が美しい...
...夏の暑い日には、細流で涼んで過ごすのが良い...
...図‐551村を流れる細流にかかった橋の上で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...細流(さいりう)に岩魚(いはな)を預(あづ)けた...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...屋根越に――日蔭の冷い細流(せせらぎ)を...
泉鏡花 「怨霊借用」
...雌鱒産卵せむとて、細流を溯る...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...細流(こながれ)ある所にいたれば紅唇(べに)粉面(おしろい)の哥妓(げいしや)紅※(あかきゆもじ)を(かゝげ)て渉(わた)る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...大川は細流に汚されずとでもいうような自信を装って敗北を糊塗(こと)し...
太宰治 「惜別」
...沢へ下りると細流にウォータークレスのようなものが密生し...
寺田寅彦 「浅間山麓より」
...この合流点を通った後に俳諧は再び四方に分散していくつもの別々の細流に分かれたようにも思われる...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...ニタトロマップの細流(さいりゅう)を渡り...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あるひはまた細流(さいりゅう)に添ふ風流なる柴垣(しばがき)のほとりに侍女を伴ひたる美人佇立(たたず)めば...
永井荷風 「江戸芸術論」
...牛込区内では○市ヶ谷冨久町(とみひさちょう)饅頭谷(まんじゅうだに)より市ヶ谷八幡鳥居前を流れて外濠(そとぼり)に入る溝川○弁天町(べんてんちょう)の細流○早稲田鶴巻町(つるまきちょう)山吹町(やまぶきちょう)辺を流れて江戸川に入る細流...
永井荷風 「葛飾土産」
...これを例すれば植物園門前の細流を見てその源を巣鴨(すがも)に探り...
永井荷風 「葛飾土産」
...細流あり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...ああ四十年のむかしわれはこの細流のほとりに春は土筆(つくし)を摘み...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...極楽水の麓を環(めぐ)りし細流のほとりには今博文館の印刷工場聳え立ちたれば...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...まん中に水道をひいて細流を作つた...
平出修 「畜生道」
...雨戸を閉めても冬の夜にもその細流の姿が眺められるやうになつてゐる...
室生犀星 「故郷を辞す」
...石の間を流れる細流の曲りも靴を洗ってくれているようだ...
横光利一 「夜の靴」
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