...神経細胞の細微な反応を観察する...
...彼女は細微な変化にも気づく敏感な人だ...
...この仕事では細微なミスも許されない...
...細微なこだわりを持って、自分だけのアレンジをしてみよう...
...海外旅行では細微な気配りが大切だ...
...しかもそれが他に比類を見ないほどな緻密細微の域に到達しているのである...
石原純 「日本文化と科学的思想」
...しかし細微に両者の意味を推考して見ると...
伊藤左千夫 「歌の潤い」
...極めて細微の事柄にも趣味の刺激を受くるのであるから...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...高速と細微と伴い荘大と優美と並立す...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...利害の関係が直ちに極細微の事も世界に及ぶというが如き有様である...
大隈重信 「外交の方針」
...現實は複雜で、細微で、機能的で、いつも深い心理がついて廻つて居る...
田山録弥 「現實」
...およそ小説と称するものその高尚難解なると通俗平易なるとの別なく共に世態人情の観察細微を極むるものなからざるべからず...
永井荷風 「一夕」
...いはんや泰西人(たいせいじん)の浮世絵に関する審美的工芸的研究は既に遠く十年以前全く細微(さいび)に渉(わた)りて完了せられたるにおいてをや...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...著者の博識はよく豊富なる材料を精選し各方面に渡れる専門的研究をして細微を極めしめたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...一部分は極く細微な粉末状の...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...これはその一本が独立の一葉でそれが極めて細微な小枝へ二本並んで出ているのである...
牧野富太郎 「植物記」
...これはその葉の表面に細微なる刺状の突起(表皮の細胞の一方上になってる方が突き揚がって居る)が沢山あり...
牧野富太郎 「植物記」
...これは顕微鏡で無ければ認められない程細微な者である...
牧野富太郎 「植物記」
...性行爲に關する犯罪の細微の部分にふれる程不愉快なことはない...
室生犀星 「帆の世界」
...だから新たにその持前の細微な注意力をもって...
柳田国男 「木綿以前の事」
...繊細微妙なその美しさに感歎した...
横光利一 「欧洲紀行」
...かなり細微(さいび)にわたって交わされた...
吉川英治 「新書太閤記」
...仮名の書家といわれる神郡晩秋氏などの細微な観賞にただすと...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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