...細径の路地を通ると、風情のある町並みが広がる...
...機密文書を運搬するために、細径を通って秘密基地へ向かった...
...この自転車はタイヤが細径タイプなので、スピードが出やすい...
...風邪を引いたので、細径の病院に行った...
...細径の道路は車が通れないので、駐車場から歩いて行く必要がある...
...裏畑の細径伝(ほそみちづた)ひ急ぎ足に家へ帰つた...
石川啄木 「鳥影」
...塩谷温泉までは細径ありて...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...路は明瞭な細径となって七時に峠を下った...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...六歩の細径をまた本堂の方へと戻って行くらしい気色であった...
橘外男 「逗子物語」
...お稲荷様の祠(ほこら)の脇から杉の木立ちの生い茂っている桜山続きの裏山の嶮(けわ)しい細径を登りはじめたが...
橘外男 「逗子物語」
...細径は、急ではないが、登りになった...
直木三十五 「南国太平記」
...細径へ二人の侍が出て来て立止まった...
直木三十五 「南国太平記」
...小篠(こざさ)の細径を...
直木三十五 「南国太平記」
...門を出で細径を行く事数十歩始めて街路に達す...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...細径は一度下って復(また)登る事渓谷に似たれば貴人の自動車土を捲いて来るの虞(おそれ)なく番地は近隣一帯皆同じければ訪問記者を惑すによし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...密林の細径を出でて薄原(すすきばら)の大見晴らしの真中に立っています...
中里介山 「大菩薩峠」
...大見晴らしから小仏峠へ出る細径(こみち)があります...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまり小仏峠へ出る細径(こみち)のことであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...大黒の二つの鉱山へ通ずる細径の外は...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...車前草おい重りたる細径(こみち)を下りゆきて...
森鴎外 「みちの記」
...むかし鎌倉道だったと伝えられる草がくれの細径(ほそみち)を辿(たど)ってゆくと...
山本周五郎 「日本婦道記」
...山の下の細径は谿の上を繞り繞って行く...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...思いおもいな草の細径(ほそみち)へ蜘蛛(くも)の子のちるように逃げくずれた...
吉川英治 「神州天馬侠」
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