...「黒喉嘴細大嘴鵙」は熟語ではありません...
...細大(さいだい)の事物...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...その序文の中で細大(さいだい)を物語っているから...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...細大の歴史的事実を蒐集(しゅうしゅう)し得ないとは言われない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...誰でもその記載の事項が細大洩らさず綿密に認(したた)められたのを驚嘆せずにはいられない...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...細大洩らさず諜報を送ってきている...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...従って今日一日の出来事は細大隠すところなく刻明に書いておきたいのだけれども...
谷崎潤一郎 「鍵」
...やがて夜明け近くになってくたくたの体(てい)でうちへ帰ったことまで細大もらさず思い出されて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...細大ともどもの退屈さ加減――彼女の万事が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...広重が描ける東都名所(横絵)の全部を蒐集(しゅうしゅう)してあたかもゴンクウルが北斎歌麿に対せしが如く細大漏(もら)さずこれを説明せんことは今余の微力のよくする所ならず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...細大(さいだい)漏らさずありありと...
夏目漱石 「坑夫」
...校内の事は細大ともに世の中に知れ渡っているはずだと思い過ぎる癖があります...
夏目漱石 「こころ」
...蓋理の體たる細大遺す所無く...
西周 「尚白箚記」
...細大漏らさず知つてゐる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...事の細大に論なく...
福沢諭吉 「日本男子論」
...着物を脱いで水着を着終る迄の悉くの動作姿態を細大洩らさず沁々と想像するのだ――といふ話だつた...
牧野信一 「渚」
...細大すでに世に知らるるにもかかわらず...
山本笑月 「明治世相百話」
...私の夢遊状態の一挙一動を細大洩らさず記録しているに違いない……否々……否々……きょうは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それらの情報は白銀屋(しろがねや)新七や加藤八弥太を通して細大となく...
吉川英治 「黒田如水」
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