...灯(ひ)の細るまで針づとめ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...この心配でほんとうに身も細るようでした...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...干乾びて痩せ細るか...
豊島与志雄 「悪夢」
...心細さの細さが細る...
夏目漱石 「草枕」
...虫の音の細るを知らず...
夏目漱石 「野分」
...やせ細るほどの思いを続けた...
野村胡堂 「胡堂百話」
...居ても立っても居られない恐ろしい焦躁に痩せ細るばかりでした...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...身も細るやうに見えたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この身も細る思ひで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身は細る」「いえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かうも心は細るのに...
原民喜 「ある時刻」
...身も細るような奔走と感傷...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...あの武士を人形によって再現するため身も細るような努力をくりかえした...
山川方夫 「菊」
...身も心も瘠せ細る三日月の...
夢野久作 「名娼満月」
...春の寒さに音(ね)が細る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...食(しょく)も細るばかりゆえ...
吉川英治 「私本太平記」
...獄舎(ひとや)に籠(こ)められても、ご自身、罪の意識などはまったくない」「それや、ありますまい」「常人(つねびと)でも、笠置いらいの憂(う)き目(め)にあい、獄舎住(ひとやず)みとでもなれば、痩せ細るものを、ご健康な点も、驚くべきものがある...
吉川英治 「私本太平記」
...食物が細る……といったようなふうだが」「さあ...
吉川英治 「新書太閤記」
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