...此の氣味惡い雨の夜に別れ/\に寢るのは心細いと云うて...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...これ位ならばなどと心細い中にも少しく胸が休まるような感じがするものの実際は先生の病情少しも文章の上では推測が出来ないのが普通であるのだ...
伊藤左千夫 「根岸庵訪問の記」
...心細い報告が大江山課長のもとへ...
海野十三 「火星兵団」
...その細い声が燈火が消えるように...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...その言葉によると、兄の淡窓は身体(からだ)が弱く、食が細いので、始終遠慮勝(がち)と少食の損を知つてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...端午の節句――要垣の赤い新芽の出た細い巷路を行くと...
田山花袋 「新茶のかおり」
...例えば電線くらいの細いものになると...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...狭(せば)く細い路(みち)を北へ北へと行く...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...細い細い糸のやうに細い眼が僕を見た...
原民喜 「鎮魂歌」
...白い細い手が二本...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...甚だ心細い反証だが今のところこれだけが一縷の望みなのである...
久生十蘭 「魔都」
...まあ、ちょっと考えても御覧なさい、空色の地に、細い細い、とても人間の頭では考えられないくらい細い縞があって、その縞のあいだあいだに、眼と蹠(あし)、眼と蹠という風に模様がはいってますのよ……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あれあの風の音も何と心細い...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...ああ細い事は申せません...
松永延造 「職工と微笑」
...広海屋は、今夜、いつもより一そう福々しく、しかも、細い、象のようにまぶたの垂れた目が、生き生きと、きらきらと輝いているようだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...一二かぼそいからだと、細い神経で、あらゆる苦難を急激に経験し、人、一人をすら手に殺(か)けて、今は活力を失いつくさねばならなくなった浪路は、恋人に、指先を握られたままで、最後の断末魔と戦うかのように、荒々しい息ざしを洩らすのだったが、やがて、その、呼吸すら、だんだんにしずかになってゆくのであった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...眼鏡のない目の細い見慣れないその横顔に...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...「あにいたちに断わっとくことがあるんだ」「あたし待っていたいんですけれど」と女の細い声が云った...
山本周五郎 「さぶ」
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