...」わたしは出来るだけ細々(こまごま)と...
芥川龍之介 「俊寛」
...その生活の細々したことは...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...患者のあるものは数日のあいだ細々と生き続け...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...家事の務めに細々(こまごま)と気を配っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あの時の事を細々(こまごま)と思い出しているのでした...
野村胡堂 「九つの鍵」
...お静と女らしい細々とした話に耽(ふけ)っておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――手紙で細々(こま/″\)と指圖をして來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...細々(こま/″\)と仕組んだに違ひあるまい」平次の論告は峻烈(しゆんれつ)でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中の死骸は細々と痩せて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...細々とした女と歩いているのを私は見た事がある...
林芙美子 「清貧の書」
...どれも命細々長らえている生活なのかと思うと...
林芙美子 「泣虫小僧」
...そこから細々としたためた本当の遺書が出てきた...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...苦しいながらも細々と続刊し得られるからである次に新円本の出版が続出する理由は...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...細々ながらも雑器のうちに伝っております...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...今は細々と仕事を続けているに過ぎませんが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...細々とした声で歌い出すのであった...
柳田国男 「雪国の春」
...私は線路の傍に細々とついている一条の路を眺め...
横光利一 「欧洲紀行」
...四曲り曲って細々と地獄の底までつづきそうな階段を...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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