...また洞の外には累々たる白骨の...
巌谷小波 「こがね丸」
...歩毎(ごと)に伏屍(ふくし)累々たり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...歩毎に伏屍(ふくし)累々(るいるい)たり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...累々として相竝ぶ...
大町桂月 「東京の近郊」
...三枚橋の辺(あたり)から黒門(くろもん)あたりに死屍(しし)が累々としている...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...足下に累々と斃(たお)れて居る多くの男たちの屍骸(むくろ)を見つめて居る...
谷崎潤一郎 「刺青」
... 140やがて累々重なりて血は原頭を染むる時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...花も果實も猛獸は皆一齊に累々と大地の上に倒れしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...武重(たけしげ)の如き者累々継出(つぎい)でんは必然なり」といいしが如きは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...地上に累々たる酸鼻には堪えられたものでない...
中里介山 「大菩薩峠」
...大きな足跡や累々たる糞塊...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...累々(るいるい)とぶら下っているところがいかにもみごとに見える...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...宗助にはこの累々(るいるい)たる黒いものが...
夏目漱石 「門」
...當代の別墅の遺址が累々として列つてゐる...
濱田耕作 「温泉雜記」
...そのかはり枝もたわゝに累々と生り下る光景は見事だ...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...呉兵の死屍はいやが上にも累々(るいるい)と積まれて行った...
吉川英治 「三国志」
...累々(るいるい)たる大石に大石を重ねて封鎖されてしまった...
吉川英治 「三国志」
...まだ死屍累々(ししるいるい)と渚(なぎさ)に洗われている姉川を...
吉川英治 「新書太閤記」
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