...累々(るいるい)と無数の実(み)をつけている...
芥川龍之介 「桃太郎」
...ケプラーの家族はプロテスタントの信徒であったためにいろいろの煩累に悩まされなければならなかった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...いわゆる「近所づきあい」という煩累から...
犬田卯 「沼畔小話集」
...また洞の外には累々たる白骨の...
巌谷小波 「こがね丸」
...祖先累代の恥辱この上あるべからず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...文明が進むほど天災による損害の程度も累進する傾向があるという事実を充分に自覚して...
寺田寅彦 「天災と国防」
...復(ま)た父兄今日の累を致す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...わたくしもその煩累(はんるい)を忍ぶであろうが...
永井荷風 「西瓜」
...先(さき)の衛侯輒(ちょう)が出奔に際し累代の国の宝器をすっかり持去ったことを語り...
中島敦 「盈虚」
...法学士月収三百円係累なし...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...二三軒からの申込が一時(じ)一寸(ちょっと)累(かさ)なったのに過ぎなかった...
二葉亭四迷 「平凡」
......
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...いろいろな係累をふやすことになったために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...累得俸廿五口」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...累代漢室に仕えた名門として...
吉川英治 「三国志」
...すでに趙累の首も打った...
吉川英治 「三国志」
...累卵(るいらん)の危うさにあるお身の上とは...
吉川英治 「私本太平記」
...累(るい)を煩(わずら)わしたが...
吉川英治 「新書太閤記」
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