例文・使い方一覧でみる「累」の意味


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...何の嬰(えいるゐ)想(けさう)有らん...   何の嬰累想有らんの読み方
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」

...その側に風に吹き落とされた未熟の林檎が々(るいるい)と積み重ねられていた...   その側に風に吹き落とされた未熟の林檎が累々と積み重ねられていたの読み方
有島武郎 「フランセスの顔」

...々(るいるい)と並んでいる石碑の間を歩いて行くのを見届けたから...   累々と並んでいる石碑の間を歩いて行くのを見届けたからの読み方
井上円了 「おばけの正体」

...かの「(かさね)」の恨み死ぬ顏までを思ひ出させる...   かの「累」の恨み死ぬ顏までを思ひ出させるの読み方
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」

...*この一切の無益(むやく)なる世の煩(わづらひ)を振りすてゝ...   *この一切の無益なる世の煩累を振りすてゝの読み方
上田敏 上田敏訳 「海潮音」

...の怨霊はその後も二度ばかり来てお菊を悩ましたので...   累の怨霊はその後も二度ばかり来てお菊を悩ましたのでの読み方
田中貢太郎 「累物語」

...それが々として枝もたわわになったのであった...   それが累々として枝もたわわになったのであったの読み方
田中貢太郎 「種梨」

...彼らは平穏な人々にまでを及ぼそうとしている...   彼らは平穏な人々にまで累を及ぼそうとしているの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...々(るいるい)と往来を塞(ふさ)がれている...   累々と往来を塞がれているの読み方
夏目漱石 「満韓ところどころ」

...『ヶ淵』の発端...   『累ヶ淵』の発端の読み方
正岡容 「圓朝花火」

...幾重ともない輪郭がなり...   幾重ともない輪郭が累なりの読み方
室生犀星 「帆の世界」

...欲抛人世栄名...   欲抛人世栄名累の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...この争(あらそい)は週を(かさ)ね月をねて歇(や)まなかった...   この争は週を累ね月を累ねて歇まなかったの読み方
森鴎外 「渋江抽斎」

...――そのため御家には及ばない...   ――そのため御家に累は及ばないの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...長兵衛の後家お金(きん)に(るい)を及ぼすので...   長兵衛の後家お金に累を及ぼすのでの読み方
吉川英治 「剣難女難」

...そして以上の系書でもわかる通り...   そして以上の系累書でもわかる通りの読み方
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」

...良人の進(るいしん)に...   良人の累進にの読み方
吉川英治 「日本名婦伝」

...石にかじりついても屈しられない代(るいだい)の仇敵ではないか...   石にかじりついても屈しられない累代の仇敵ではないかの読み方
吉川英治 「源頼朝」

「累」の読みかた

「累」の書き方・書き順

いろんなフォントで「累」

「累」の英語の意味

「累なんとか」といえば?   「なんとか累」の一覧  


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