...紫黒色の肌がはち切れそうに肥(ふと)っていて...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...他のものは暗紅に紫黒と海老(えび)色の帯をまとって...
中勘助 「小品四つ」
...朱や白や代赭(たいしゃ)や紫黒の...
久生十蘭 「地底獣国」
...すなわちその一は果皮紫黒色...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...かの狩衣などを紫黒色に染めこれをエビ染め...
牧野富太郎 「植物記」
...『本草綱目』に蒙頌(もうしょう)一名蒙貴(もうき)は尾長猿の小さくて紫黒色のもの...
南方熊楠 「十二支考」
...紫黒色の紙に金絵具(きんえのぐ)で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...此処(ここ)のアラビヤ族の黒奴(くろんぼ)は馬来(マレイ)や印度(インド)のに比して一層毒毒(どくどく)しい紫黒色(しこくしよく)をして居て...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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