...紫金山という名はなるほどこの光景にふさわしいと思ったが...
上村松園 「余齢初旅」
...それは条金(じょうきん)で紫金の色をした火斉珠(かせいしゅ)をとおして...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...急いで毛皮の縁取りのついた新調の素晴しい紫金色(しきんいろ)の化粧着を引っかけ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...紫金城の堂宇が黄金色の甍で人目をくらましながら...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...旧紫金城の殿堂が聳えている...
豊島与志雄 「北京・青島・村落」
...紫金城は市の中央にあって...
豊島与志雄 「北京・青島・村落」
...紫金城、万寿山、天壇、公園、市場、芝居、槐の並木……そんなことばかりで、それももう話しつくし、その他に何を彼女に話すことがあろう...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...紫金印の量天尺あり...
南方熊楠 「十二支考」
...紫金(しこん)と...
與謝野寛 「“MONICO”」
...呂布の紫金冠や連環(れんかん)の鎧(よろい)をかすめ...
吉川英治 「三国志」
...紫金殿の勾欄(こうらん)...
吉川英治 「三国志」
...紫金紅流(しきんこうりゅう)の朝雲が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...紫金紅金(しきんこうきん)の袈裟(けさ)光りもまばゆく立ち流れて見えたのは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...なにを迷うか」「しかし、長途の道中には、紫金山、二龍山、桃花山、傘蓋山(さんがいざん)、黄泥岡(こうでいこう)、白沙塢(はくさう)、野雲渡(やうんと)などという有名な野盗の巣やら賊の出没する難所があります...
吉川英治 「新・水滸伝」
...内の暖炉(だんろ)はカッカと紫金(しこん)の炎を立てる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...甘羅(かんら)早や咲き子牙(しが)は おそ咲き彭祖(ほうそ)ながいき顔回(がんかい)わかじにみんな人物 ひとかどの者みんな一生 同じでないかねもち びんぼう 運のつる明日(あす)が知りたくおざらぬか金一両は お安いものさあさ神易(しんえき)にお問いなされここに紫金大街(しきんたいがい)で一番の大店舗(おおみせ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...紫金襴(しきんらん)の笛袋へおさめて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...紫金色の光と鮮紅な炎とが入り交じって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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